グランドキャニオン(その2)…1996年夏 ― 2010/01/21 21:50
エリコ・ロウ著
『アメリカ・インディアンの書物よりも賢い言葉』
2001年、扶桑社文庫
「大いなる神秘」は誰もに美しさを見る。烏が鷲になる必要はない。
――――――――――スクァミッシュ族の格言
展望台に立つと、雄大な山々、というより岩々が見る者を圧倒する。不思議なくらい静寂な空気が漂っている。
環境保護のため安全柵も簡易なもので、転落事故も珍しくないと聞いていたので、足がすくむ。
鷹が悠々と大空を舞う。世界中から来ている観光客をどう見ているのだろうか。
セスナには酔ってしまう。快晴で風もほとんどなかったのに。気分が悪い中、絶景を見逃すまいと、吐き気をこらえて、必死の観覧と写真撮影。
フーバーダムの上空も飛行。社会科で習ったニューディール政策、テネシー川流域開発公社(TVA)という言葉を思い出す。
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