クライストチャーチ大聖堂…1997年春(現地は秋)2010/03/09 21:45

 ポール・クリーヴ著、松田和也訳
 『清掃魔』
 2008年、柏書房

 いつもと同じクライストチャーチの朝。早くも退屈。ワードローブの服を見るが、どれも大してぱっとしない。適当に服を選んで、朝食。トースト。コーヒー。いつもそれだけだ。金魚相手に、カレンやらスチュワートやら「ナフィンク」の連中の話をする。金魚は熱心に俺の話を聞いている。その忠節に免じて餌をやる。


 初めての南半球への旅行。時差はほとんどなく、ひたすら飛行機は南下する。オークランドでいったん降りて、空港内のカフェテリアで時間を潰す。南半球を上にした大きな世界地図が掲示されていて、南半球に来た実感が。
 モナ・ベイル庭園などをざっと見て、ホテルにチェックイン。その後、クライストチャーチをはじめて散策する。日曜日だったか、休みの店が多く、閑散としている。ちょっと寂しい。この時、ニュージーランドは大胆な規制改革で活力を取り戻した国として注目されていた。それだけに、ちょっとイメージが異なる。
  大学時代の友人がクライストチャーチに遊学していて、美しい絵葉書をたびたびもらった。勿論、クライストチャーチ大聖堂の写真のカードもあった。


   クライストチャーチのシンボルでもある英国国教会の教会。市内の繁華街にあるが、ゆったりした空間にはまっている。