ベリョースカ(その3)…1980年夏2010/06/01 22:31

鈴木俊子著
『誰も書かなかったソ連』
1979年、文春文庫

  ドルショップの入り口には、かならずその店専属の守衛が立っていて、入ってくるソ連人をチェックしている。モスクワに一軒しかない食料品のドルショップには、たいへん目のきく守衛のおじさんがいる。その鋭い目は一度も外人とソ連人をまちがえたことがなく、外貨をもたないソ連人を確実に見分けて、つまみだす。



 前回アラ・プガチョワのLPを買ったことについて記した。当時、ソ連で人気があった”ペスニャルィ”というグループのCDも買った。ベラルーシ(当時は白ロシア)の出身のグループで、ロシア語やベラルーシ語で美しい曲を出している。こんなグループ知らないよという人がほとんどだろう。ただ、”Vologda”という曲は有名で、聞いてみると、どこかで聞いたことを思い出すかもしれない。


 ロシアといえば、マトリョーシュカ。いくつか買ったが、自分には一番小さいのを買った。これは3体分しかない。最近ではいろんなパターンのマトリョーシュカがあるが、当時はオーソドックスなものしかなかった。このマトリョーシュカを買ってから、既に30年の月日が流れた。ソ連は崩壊し、15の国に分裂した。この時の旅以来ロシアには行っていない。今年あたり行ってみたいと思うが、休みがとれるだろうか。

コメント

_ 自称ささけん ― 2010/06/04 14:23

五木 寛之の「青春の門 挑戦編」を単行本で読み終えました。主人公は、いよいよ新天地ソ連へと旅立つことになります。
いわみつさんの近いうちのロシア訪問が実現することを祈っています。

_ いわみつ ― 2010/06/04 21:03

 自称ささけんさん。お久しぶりです。学生時代、五木寛之さん、山崎ハコさん、三上寛さんの歌とトークの会を見に行ったことを思い出しました。最近のロシアは昔のソ連とは様変わりのようですね。NHKのテレビロシア語講座も明るい雰囲気ですし、シベリアの近代的な都市が舞台ですしね。

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