ワシントン記念塔(その1)…1983年夏2010/07/23 20:06


ディケンズ著、伊藤弘之・下笠徳治次・隈元貞広訳
『アメリカ紀行(上)』
2005年、岩波文庫

 現在あるこのままに、ワシントンはこれからも存続し続けるだろう。ここが政府所在地に選ばれたのは、もともと、各州の相対立する嫉妬と利害を避ける手段と してであり、また、大いに考えられることだが、大衆から離れている場所としてであった。それはアメリカにおいてさえも軽視され得ない考えなのである。



 とても暑いワシントンDCの夏。せっかくワシントンに来たのだから、ワシントン記念塔にのぼる。ワシントンD.C.のまん中にあり、どこにいてもよく見える。オベリスクとかワシントン・モニュメントという名前もある。1776年の独立戦争の時に、初代大統領であるジョージ・ワシントンの栄誉を記念して、つくられたという。当然のことながら、その後は何度も補強されたり、エレベーターが設置されたりしている。


 塔にのぼるとワシントンDCの街並みがよく見える。人工的に設計された都市であることを再認識することができる。


 反対側に回ると、街の様相は少し異なってくる。ワシントンDCは概観すると美しい街だが、ホワイトハウスや議事堂の近くでさえ治安の悪いところも少なくない。


 聞き違いだったかもしれないが、夜のワシントンで拳銃の音を聞いた。それはさておき、夜のワシントンも趣があり、記念塔もきれいな姿を見せている。


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