セントルイスのゲートウェイ・アーチ…2007年秋~冬 ― 2010/08/17 08:00
コーネル・ウールリッチ著、稲葉 明雄訳
『コーネル・ウールリッチ傑作短篇集 別巻 非常階段』
「セントルイス・ブルース」
2003年、白亜書房
娘がとびだそうと身かまえている廊下への戸口に、アダムズ母さんは手をのばしてひきとめた。そして、ごくさりげない口調でいった。
「メアリ、あんたのほうがよく知っているだろう、あのラジオをよく聴いているからね。セントルイス・ブルースって唄だけど、どんなものなの?」
娘は喉をつまらせて、
「なんでも、沈む夕陽をみると悲しい、とかって!」
いうなり、おびえたすすり泣きがもれてでた。彼女の足音が階段を駆けのぼった。まもなく彼女の部屋のドアがぴしゃっとしまった。
ワシントンDCに滞在した後、ミズーリ州のセントルイスに移動した。セントルイスは中都市で、そんなに小さくもないのだが、首都ワシントンから来ると、田舎町という印象を受けた。国際交流のボランティアをやっている夫妻が迎えに来てくれて、一層フレンドリーな印象を受けた。
セントルイスのシンボルであり、観光の名所でもあるゲートウェイ・アーチの中に入ることができた。滞在期間が短かったことと、研修のスケジュールもびっちりで、夜遅く、ぎりぎりの時間にアーチにたどり着いた。高さも、最大幅も192mも巨大な建築物である。内部は空洞で、小さなトロッコに乗って、展望台へと昇っていた。ここから見た夜景については、後ほど写真や感想を掲載したい。
『コーネル・ウールリッチ傑作短篇集 別巻 非常階段』
「セントルイス・ブルース」
2003年、白亜書房
娘がとびだそうと身かまえている廊下への戸口に、アダムズ母さんは手をのばしてひきとめた。そして、ごくさりげない口調でいった。
「メアリ、あんたのほうがよく知っているだろう、あのラジオをよく聴いているからね。セントルイス・ブルースって唄だけど、どんなものなの?」
娘は喉をつまらせて、
「なんでも、沈む夕陽をみると悲しい、とかって!」
いうなり、おびえたすすり泣きがもれてでた。彼女の足音が階段を駆けのぼった。まもなく彼女の部屋のドアがぴしゃっとしまった。
ワシントンDCに滞在した後、ミズーリ州のセントルイスに移動した。セントルイスは中都市で、そんなに小さくもないのだが、首都ワシントンから来ると、田舎町という印象を受けた。国際交流のボランティアをやっている夫妻が迎えに来てくれて、一層フレンドリーな印象を受けた。
セントルイスのシンボルであり、観光の名所でもあるゲートウェイ・アーチの中に入ることができた。滞在期間が短かったことと、研修のスケジュールもびっちりで、夜遅く、ぎりぎりの時間にアーチにたどり着いた。高さも、最大幅も192mも巨大な建築物である。内部は空洞で、小さなトロッコに乗って、展望台へと昇っていた。ここから見た夜景については、後ほど写真や感想を掲載したい。
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