ダブリンのトリニティカレッジ(その1)…1997年夏2011/06/18 10:58

ジェイムズ・ジョイス著、柳瀬尚紀訳
『ダブリナーズ』 
2009年、新潮文庫

――トリニティ大学は知っているな?
――へい、と、馭者は言った。
――よし、トリニティ大学の前へどーんと着けてくれ、と、ブラウン氏。そっから先はまた言う。分ったな?
――へい、と、馭者は言った。
――トリニティ大学へまっすぐらにだぞ。
――かしこまりました、と、馭者は言った。

 

 香港経由でロンドンに滞在。さらにロンドンからアイルランドのダブリンへと飛ぶ。ダブリンは小さな首都なので、名所は徒歩で回ることができる。トリニティカレッジはダブリン大学の唯一のカレッジ。英国のように、複数のカレッジがユニバーシティを構成しているのとは事情が異なる。このカレッジもすぐに見つかる。ダブリンの中心にあり、まさにこの街のシンボルとも言える荘厳な建物である。


 トリニティとは三位一体の意味。イングランドのエリザベス1世の名前がついた大学である。国際的な水準も高く、理工系、文科系ともに評判が良い。アイルランドでは当然のこと、欧州では由緒ある大学である。キャンパスへも気楽に入ることができる。


  アイルランドのシンボルカラーが緑であるだけに、芝生がますますこの大学の魅力を高めているようだ。ダブリンでは、トリニティカレッジに限らず、芝生でのんびりできる空間が多い。街がこじんまりとしているだけに、のんびりした旅行を楽しむことができる。


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