エジンバラの蜜蜂…2008年夏2011/12/13 21:14

イソップ著、中務哲郎訳
『イソップ寓話集』
岩波文庫、1999年

 400 蜜蜂と羊飼
 蜜蜂と羊飼の寓話、邪な利得に動かされてはならぬと説く。
 蜜蜂が柏の木の虚で蜜づくりに励んでいた。羊飼が彼らの働いているのを見て、蜜を奪ってやろうとしたが、蜜蜂は間断なく周りを飛びまわって、針で撃退した。とうとう羊飼の言うには、
「退散だ。蜜蜂どもに囲まれなきゃならぬのなら、蜜など要らぬわい」
 不正な儲けを追い求める者には危険がある。


 
 エジンバラにあるフェテス・コレッジという超エリート学校を見た後、海岸でのんびりしていた。必ずしも観光地ではないようで、夏だというのに海水浴客もいなかった。日本に比べると、そんなに暑くもないからだろうか。市街には日本人もけっこういたが、こちらに来ると全く姿が見えない。なんということもない日常的な風景もいいものだ。海岸近くだが、花が咲いていた。
 

  スコットランドの国花であるアザミとは違う花だろうか。ちょうど一匹の蜜蜂が花に蜜を吸いにやってきた。蜜蜂というのはコロコロとしてて、とても可愛い生き物だ。刺されると痛いが、何もしなければ攻撃してくることもない。蜜蜂がゆっくり花に近づいてきた。