アメリカ自然史博物館(その11)…1997年秋2013/03/15 20:33

『名作映画完全セリフ集 スクリーンプレイ・シリーズ 129 ナイト ミュージアム』
株式会社フォーイン スクリーンプレイ事業部、2008年

ラリー:おわっ! いいかな。あの…これはたぶん…単なる推測なんだけど、えー、その、あのローマ人のやつがちょっと生意気で、開拓時代の西部のほうへ乗り越えて行ったんだ。カウボーイはローマ兵のやつが自分の領地を乗っ取りたがっているのがわかっているから、民警団を呼び集めて、彼にかせをはめてしまったんだ。



   いつの時代のものかよく分からないが、雰囲気的にメソポタミアとかローマ初期のような印象を受ける。人類は数多くのものをつくり、それが未来には遺跡となる。アメリカは歴史が浅い国なので、こうした人類の大きな歴史とアメリカ独立革命の歴史のようなところに研究を集中できるのかもしれない。日本の場合は歴史が長いので、古代でも中世でも近世でも好きな時代を研究対象にすることができる。
    知人が開いた討論会で、時代によって人物の研究などはかなり異なってくることを再認識した。古い時代ほど人物像は漠然としてくるし、逆に英雄視することできる。時代が近いほど資料もきちんと残っているし、写真や映像があると捉え方も違ってくるだろう。アメリカのような歴史の短い国は建国の理念もはっきりしているから、決めつけた価値観を持つ傾向が強いことにもなる。