ベルリン博物館島(その1)…2001年夏2013/10/15 20:52

『ベルリン・ノワール』
扶桑社、2003年

テア・ドルン著/「犬を連れたヴィーナス」
   Sバーンは、崩壊した家々の前を、がたがたと音とたてながら走り抜けていく。
   ”ベルリンに安楽死を!”彼女はすべての車輪と唱和して、そう叫んだ。

ハイナー・ラウ著/「廃墟のヘレン」
   ああ、ダニエル、きみは笑っているな。だが、ドイツの連邦議会のシュテファン・ハイムがその上、何と言っているか? われわれ東の人間は、魂を失い、スポイルされた西の人間のような物質主義者ではない。そうではなく、われわれの欲しいのはただ、支払い可能な住居、絶対確実な職場、子どもたちののための完全に保証された未来、安価な車とガソリン、格安な旅行だけだ。



   ローマからベルリンにやってきた。イタリアとドイツはある意味対照的でそれぞれに良さがある。どちらの街でも空港からタクシーに乗ったが、ローマでは携帯片手で乱暴な運転をしていた。時々他のドライバーを怒鳴っていた。ベルリンに着くと、タクシーの運転手も紳士で、英語もうまかった。街について説明もしてくれる。ベルリンの街も緑がいっぱいでとても美しい。
   最初に旧東ベルリン地区を散策する。ウンター・デン・リンデンやテレビ塔を見る。さらにこのあたりを歩く。ベルリン大聖堂も見える。博物館島といわれる地域にたどり着いた。
   ドイツ統一まで、当然のことながら、このあたりの美術館は東ドイツの管理下に置かれていた。シュプレー川の中州に5つの美術館が建てられている。まさに世界の芸術作品が集まっている場所だ。全部見るわけにもいかないので、一部の館をさっと見る。

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