サハリン州郷土博物館(その41)…2012年夏2014/03/08 08:24

宮澤賢治著
『宮澤賢治全集第二巻』
筑摩書房、1973年

<鈴谷平原、「春と修羅」>
鈴谷平野の荒さんだ山際の焼け跡に
わたくしはこんなにたのしくすわつてゐる
ほんたうにそれらの焼けたとゞまつが  
まつすぐに天に立つて加奈太式に風にゆれ
また夢よりもたかくのびた白樺が
青ぞらにわづかの新葉をつけ
三稜玻璃にもまれ



   また別の角度から博物館を撮影したもの。日本庭園の中から建物を見る。これも正面からと違って、独特の趣をかもし出している。狛犬が小さく映っている。中の展示物も面白いが、緑が豊かな博物館はその敷地内を歩いてみても別の魅力がある。