シンガポール地下鉄…1998年夏2014/04/15 20:33

海野弘編
『モダン都市文学Ⅸ 異国都市物語』
平凡社、1991年

阿部金剛「新嘉坡」
 新嘉坡であるかないか私は知らない。
 ただヴェル・エメロウドウの椰子の葉と紅殻色の土を思い起こすばかりだ。


 
   シンガポールはパリ訪問のための乗継地だった。しかし時間がけっこうあったので、空港にずっといるのももったいなかったので、シンガポールの街に出た。結局はバスでマレーシアにも行ってしまったのだが。
   やはり近代都市国家であるシンガポールも地下鉄が完ぺきに整備されている。赤道直下の国だし、外は暑いので、地下鉄がますます快適に思える。途中スコールみたいな雨も降ったからなおさらだ。