ベルリン地下鉄(その2)…2001年夏2014/04/26 06:04

海野弘編
『モダン都市文学Ⅸ 異国都市物語』
平凡社、1991年

 藤森成吉<ベルリンの春>
 相当長い電車の途中、どの街も外出のいでたちのドイツ人で一杯だった。終点で降りて、鉄道線路沿いに歩くと、もう墓地の入口だ。墓地の中の樹の花が、門そとにまでこぼれてる。木立ちの中の道を行くと、どの木も競うように花をつけてる。



 ベルリンは地下鉄で巡る。空港と違って、駅の方がいろいろな人がやってくる。サッカーのサポーターもいる。中には入墨をした人ととか、ちょっと怖い感じの人たちも少なくない。
   ベルリンは緑が多くて、建物もきれいだ。とても清潔な街でもある。ヨーロッパの都市はどうしてこうも美しくなるのだろうか。建物一つ一つも大きくて、想像している以上に、街を歩くのは時間がかかる。