ジョホールバル旅情(その4)…1998年夏2014/12/13 07:03

アブドゥッラー著、中原道子訳
 『アブドゥッラー物語』(東洋文庫392)
平凡社、1980年

   翌日、彼らに命じられて、中国人、マレー人、インド人のクーリーたちが集まった。およそ、二、三百人のクーリーがいた。


  
   シンガポールからバスで移動したジョホールバルの街を散策する。華僑が多いのだろうか。中華料理のお店がある。東南アジアは華僑が経済を握っているというのは前々から聞いていた。日本のODA支援にしても、華僑ばかりに恩恵がいっているとの批判もあるようだ。
   シンガポールは街路樹も多く、その木陰にくると涼しかったが、ここはあまり緑もない。夏の旅行で気をつけなければならないのが太陽光線と暑さだ。赤道直下に近いこの地域では、あまり無理をせずマイペースで歩いてみる。