ラスベガスを歩く(その1)…1996年夏2015/08/18 08:55

ジョン・リドリー著、渡辺佐智江訳
『ネヴァダの犬たち』
早川書房、1997年

   野ウサギが一匹、道に飛び出した。

   ネバダ州のラスベガスにやってきた。この時は直行便もなく、サンフランシスコで乗り換えた。アメリカの国内線の乗り換えはけっこう面倒で、アメリカ人でさえも間違ったり、乗り遅れることも多いと聞く。荷物もきちんと乗継便に運んでくれたかどうかも不安だった。サンフランシスコ空港で、荷物担当の人が「さっき日本からの荷物を取り扱った。あなたたちの荷物は間違いなく国内線に運んだ」と教えてくれて、安心した。
   ようやくラスベガスに到着。マッカラン国際空港に着いた時から、スロットマシーンだらけである。さすがラスベガスという雰囲気。入国審査官が「スロットマシーンは1回だけやれば十分」とユーモアたっぷりにアドバイスをしてくれた。勿論、空港だけではなく各ホテルにもスロットマシーンはたくさんある。



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