ラスベガスを歩く(その20)…1996年夏2015/10/01 10:22

ジョン・リドリー著、渡辺佐智江訳
『ネヴァダの犬たち』
早川書房、1997年

   笑いはジョンをかすめ、砂漠へと出て行った。


   これは何だろうか。カエルみたいだ。違うかもしれないが。これもルクソールの一部だったかどうか。エジプトの遺跡にこんなのがあるのだろうか。なかなか愛嬌があって良い。ラスベガスにはいろいろなものがあって、面白かった。いろんなホテルを見ているだけでも、けっこう楽しめるものだ。


ラスベガスを歩く(その21)…1996年夏2015/10/03 06:50

ジョン・リドリー著、渡辺佐智江訳
『ネヴァダの犬たち』
早川書房、1997年

   シエラの人間たちは、涼しい暗がりに避難していた。


   南国らしい樹木が並び、緑色と黄緑のツートンからのバスが路面を走っている。なかなかよく撮れた写真だと思う。あまりラスベガスという感じがしないが。このバスには乗らなかったが。ラスベガスでの移動は徒歩だけだった。それとモノレールにも乗った記憶がある。


ラスベガスを歩く(その22)…1996年夏2015/10/04 06:55

ジョン・リドリー著、渡辺佐智江訳
『ネヴァダの犬たち』
早川書房、1997年

   ネヴァダ、そこは数キロしか離れていないが、途方もなく遠い。

   アラジンのランプが建物の上に立っている。ラスベガスには中東とかアラブをモチーフとしたものが多い。砂漠地帯だからこうしたものが似合うのだろう。日本とかアジアは湿度が高いイメージだから、あまり合わないかもしれない。


ラスベガスを歩く(その23)…1996年夏2015/10/06 08:59

ジョン・リドリー著、渡辺佐智江訳
『ネヴァダの犬たち』
早川書房、1997年

「メキシコ?あんたメキシコにいくのか?」


   MGMのライオンはやはり迫力がある。そして歩道に、『スーパーマリオブラザーズ』というゲームに出てくるマリオみたいな人がいた。アメリカではこういう人はけっこういるのだろうか。でも、『スーパーマリオブラザーズ』って日本製のゲームだったと思うが。既に紹介したが、カリフォルニアのワインカントリーでは名探偵ポワロに似たフランス人もいた。


ラスベガスを歩く(その24)…1996年夏2015/10/08 09:04

ジョン・リドリー著、渡辺佐智江訳
『ネヴァダの犬たち』
早川書房、1997年

   太陽が地平線にぶつかって、爆発した。


   ラスベガスではマクドナルドにもよく入った。単に食事をするだけでなく、エクストララージという巨大なドリンクを飲むためにも。湿度は高くないが、日中の気温が40度くらいまで上がるので、体中の水分が失われていたからだ。どこかで牛乳も飲んだのだろう。その写真も撮っておいた。



ラスベガスを歩く(その25)…1996年夏2015/10/10 06:45

ジョン・リドリー著、渡辺佐智江訳
『ネヴァダの犬たち』
早川書房、1997年

「なに怖がってんだ?ピストル持ってんのは俺だぞ」


   バスにワゴン。バスは日本とそんなに大きさも違わないが、他の車がサイズが違うことが多い。アメリカでは原油も安いから、いきおい省エネへのインセンティブも小さくなる。ただ何度か石油ショックを経ているためか、いかにもアメリカというキャデラックカーはあまり見かけない。そういえばこの2年くらい前、日米自動車交渉で緊迫した場面がけっこうあった。



ラスベガスを歩く(その26)…1996年夏2015/10/11 06:52

ジョン・リドリー著、渡辺佐智江訳
『ネヴァダの犬たち』
早川書房、1997年

   ジョンが銃を放った。床にあたって、ガチガチッと鳴った。


   歩いているのはほとんど観光客だ。けっこう家族連れが多い。ラスベガスというとギャンブルのイメージが強いが、実は家族でそろって訪問するような観光地である。税収がたっぷり入るのか、警官も多くて、治安も良い。勿論、ギャンブルだけしに来て、一獲千金を狙う人もいるだろうが。



ラスベガスを歩く(その27)…1996年夏2015/10/12 06:48

ジョン・リドリー著、渡辺佐智江訳
『ネヴァダの犬たち』
早川書房、1997年

   グレースが暗闇に呑まれ、ナイフを手に再び現れた。


   救急車が通ったので、たまたま撮ってしまった。そんなに珍しいものではないが。ラスベガスではそんなに見られない。実は、後からワシントンDCを訪問した時に、救急車がやたらサイレンを鳴らして走っているのを目撃した。ワシントンDCの日常茶飯の光景だとの説明を受けた。幸い、海外に出ていた時に病院にかかったことはない。毎回、きちんと保険はかけていくが。


ラスベガスを歩く(その28)…1996年夏2015/10/13 08:56

ジョン・リドリー著、渡辺佐智江訳
『ネヴァダの犬たち』
早川書房、1997年

   マスタングは孤独に走り続けていた。道にはほかに車はない。


   これはシンデレラ城。カリフォルニアも、千葉県も、どちらのディズニーランドにも行ったことはあるが。シンデレラ城もラスベガスの風景に溶け込んでいる。アトラクションの一つくらい乗ってみようと思ったが、「電力不足で動きません」との説明を受けた。アメリカではけっこう聞かれるせりふだ。日本のように大電力会社が中心になって電気を供給しているわけではないので、けっこう不安定な面もある。だけど、それを織り込み済みで、停電になってもアメリカ人はあまり気にしない。


ラスベガスを歩く(その29)…1996年夏2015/10/15 09:00

ジョン・リドリー著、渡辺佐智江訳
『ネヴァダの犬たち』
早川書房、1997年

   保安官は笑い、笑いは太鼓腹の上で波打った。


   これはお土産屋の看板だろうか。ラスベガスで何を買ったかは、忘れてしまった。砂漠地帯が多いためか、サソリのお土産なんかもある。ガラスのケースに入っていて、きちんと保存できるようになっている。サボテンも多い地域だが、検疫上お土産にしにくいのかもしれない。同じアメリカでも、本土のとハワイの間では、植物の持ち込みには制限がある。