タリン(エストニア)旅情…2013年夏(その60)2016/05/01 06:58

アイノ・ペルピグ著、田中かな子訳、エドガル・ワリテル絵
『モーラばあさんの超能力』
大日本図書、1991年

 トルムは、ハマナスのお茶をつぎたして、おんばの神経をしずめようと、カップの中へスプーン八はいもの砂糖をいれたのだった。


   ある建物の扉。明らかに教会とか宗教に関係する建物だ。十字架には詳しくないが、これはロシア正教のものらしい。タリンを歩いていた気が付いたが、こういう黄色っぽい壁とか扉がけっこう多い。上部に描かれている人物もなかなか渋くて、いい感じだ。


タリン(エストニア)旅情…2013年夏(その61)2016/05/03 07:09

M・ザドウナァイスカ再話、B・シャトゥーノフ絵、宮川やすえ訳
『うみの女王とまほうのスカーフ--エストニアの民話--』
岩崎書店、1991年

   そのとし エストニアのうみべでは、どういうわけか、さかなが ぜんぜん とれなくなってしまいました。


   タリンの街中はレンガ、石造りの建物が多い。乾燥していて地震が少ない地域であることも背景にある。ずっしりと重い感じのする建物は長い年月の風雪にたえてきたのだろう。こういう建物に囲まれていると、あくせくした気持ちを持ってもしょうがないのかもしれない。


タリン(エストニア)旅情…2013年夏(その62)2016/05/04 06:09

M・ザドウナァイスカ再話、B・シャトゥーノフ絵、宮川やすえ訳
『うみの女王とまほうのスカーフ--エストニアの民話--』
岩崎書店、1991年

   むらの いちばん はじっこに、カーレルじいさんは すんでいました。

   ところどころにこういう露店がある。旧市街から港に近づくほど、露店は増えていくようだ。これはエストニアの民芸品というかキルト製品というか、そんなもんだろうか。ここで売られているのはほとんど女性用のものだろうか。


タリン(エストニア)旅情…2013年夏(その63)2016/05/05 07:11

M・ザドウナァイスカ再話、B・シャトゥーノフ絵、宮川やすえ訳
『うみの女王とまほうのスカーフ--エストニアの民話--』
岩崎書店、1991年

   といって、じいさんは、そのスカーフを りょうしたちに くれました。


   ”ロシア・イコン・ギャラリー”という表示が出ている。タリンはエストニア文化は勿論、北欧、ロシアの文化や宗教も入ってきている。ロシア住民もけっこういるし、ソ連時代から住んでいる人もいる。アレクサンドル・ネフスキー大聖堂の中もしっかり見たから、ここは敢えて入る必要もないだろう。


タリン(エストニア)旅情…2013年夏(その64)2016/05/07 07:27

M・ザドウナァイスカ再話、B・シャトゥーノフ絵、宮川やすえ訳
『うみの女王とまほうのスカーフ--エストニアの民話--』
岩崎書店、1991年

   そこで、おかしらが、スカーフの かどを、ひとつ むすびました。


   石畳の通り。こういう通りは意外と歩きにくい。情緒があっていいのだが、ハイヒールなんかの女性なんかは一苦労だろう。といっても、観光客もたいがい歩きやすい靴を履いているし。オフィス街はそんなにない。リトアニアの石畳の写真を紹介したこともあるが、似たような雰囲気だった。中世の面影を残している点では共通している。


タリン(エストニア)旅情…2013年夏(その65)2016/05/08 07:09

M・ザドウナァイスカ再話、B・シャトゥーノフ絵、宮川やすえ訳
『うみの女王とまほうのスカーフ--エストニアの民話--』
岩崎書店、1991年

「そうだ、ここが じいさんの いっていた ばしょだ」


   ここは旧市街の端っこの一画。シックな建物が建っている。ちょっとした落書きがあるのは残念だ。街の美観を損ねることになる。落書きが多いところは一般に治安が良くない。といっても、タリン全体の治安は良好だ。この周辺には、ゴットハードレジデンスなどのホテルもある。ちょっとした緑地もあって、港へと向かう道路に隣接している。


タリン(エストニア)旅情…2013年夏(その66)2016/05/10 09:19

小泉保著
『エストニア語入門』
2009年、大学書林

   筆者は1964年東京オリンピックの年にヘルシンキ大学に留学する機会に恵まれた。そのときフィンランド語を中心にウラルアルタイ語を勉強したが、エストニア語ではニーニヴァーラ先生の講義を受講した。
       

   ”Paks Margare”という建物。「ふとっちょマルガレータ」という意味らしい。砲台として建てられたようだが、その後は牢獄にもなったようだ。その時、マルガレータという太ったおばさんが囚人を世話して、みんなから敬愛されていたようだ。この建物自体もふっくらとして、親しみが持てる。今は海洋博物館となっている。


タリン(エストニア)旅情…2013年夏(その67)2016/05/12 18:42

M・ザドウナァイスカ再話、B・シャトゥーノフ絵、宮川やすえ訳
『うみの女王とまほうのスカーフ--エストニアの民話--』
岩崎書店、1991年

「エーイサ・ホラサ!」


   タリン市内を走るトラム。こじんまりした街に似合っている。ただ、旧市街の名所のあるところでは坂や石畳も多く、走ってないので、そこに行くには使えない。青を基調としたトラムの車両はなかなか美しい。


タリン(エストニア)旅情…2013年夏(その68)2016/05/14 07:05

小泉保著
『エストニア語入門』
2009年、大学書林

   初めてエストニア語の新聞を発行したJ.V.Jannsenはその新聞を用いて人々に歌の祭典の企画とそのための準備を訴えた。
                 

   トラムがすれ違った瞬間を写真に撮った。トラムが走っているこのあたりの線路の近くには草が茂っている。このあたり緑が豊かで景色もきれいだ。旧ソ連ではトラム、トロリーバスがけっこう走っていたので、そのまま残っているのだろう。


タリン(エストニア)旅情…2013年夏(その69)2016/05/15 09:03

M・ザドウナァイスカ再話、B・シャトゥーノフ絵、宮川やすえ訳
『うみの女王とまほうのスカーフ--エストニアの民話--』
岩崎書店、1991年

「でもさ、ひとあみだけじゃ もったいない。もっと とろうよ」


   ちょっとした遊園地がある。TALLINKと書いてあるので、船を運航している会社が運営しているのだろう。観覧車もあるし、他のアトラクションもある。タリンみたいな小さな街になると、そんなに遊ぶところもないだろう。ヘルシンキから来たが、ヘルシンキの街の方がやはり大きいし、活気がある。