タリン(エストニア)旅情…2013年夏(その79)2016/06/02 08:53

M・ザドウナァイスカ再話、B・シャトゥーノフ絵、宮川やすえ訳
『うみの女王とまほうのスカーフ--エストニアの民話--』
岩崎書店、1991年

   というと、スカーフの むすびめを ぜんぶときました。


   港に近いので、倉庫みたいな建物も多くなっている。こういう建物の中にもちょっとした飲食店やお土産屋さんが入っている。日本だと港に近くなってくると、工業地帯のようなところが多くなるが、このあたりは客船ばかり停泊しているので、ずっと小奇麗な感じが続く。


タリン(エストニア)旅情…2013年夏(その80)2016/06/04 07:39

M・ザドウナァイスカ再話、B・シャトゥーノフ絵、宮川やすえ訳
『うみの女王とまほうのスカーフ--エストニアの民話--』
岩崎書店、1991年

   りょうしたちは、じぶんのむらへ むかって、ふねを こぎました。


   最初に来た時にも見えた建築物がまた見えた。ビルのデザインや色遣いもおしゃれだ。さすがに建築先進国の北欧・バルト諸国だけのことはある。またヘルシンキに戻ることになるが、この都市もおしゃれなビルが多い。普通の住宅地でも本当にきれいな建築物となっている。


台湾鉄道の旅(その1)…2007年夏2016/06/05 07:30

白先勇・張系国他著、山口守監修
『バナナボート--台湾文学への招待』
JICC(ジック)出版局、1991年

白先勇作、野間信幸訳<永遠の輝き>
   またマージャン専用の部屋もこしらえてあり、マージャン台やライトにまで十分気を配った設計がなされていた。


   台湾の高雄にやってきた。台北は行ったことがあるが、さらに南の高雄には行ったことがなかったので。日本から直行便もあり、とても便利だ。ちょっと距離があったが、高雄駅まで歩いた。海外に来たら、できるだけ歩く時間をつくるようにしている。自分の足で地面をしっかり歩かないと、その地に来た気がしない。真夏の時期だが、日本の夏も同じようなものなので、高雄がとりたてて暑いとは感じない。この旅行では雨模様の日が多かったから、よけいそう感じられた。


台湾鉄道の旅(その2)…2007年夏2016/06/07 08:53

白先勇・張系国他著、山口守監修
『バナナボート--台湾文学への招待』
JICC(ジック)出版局、1991年

白先勇作、野間信幸訳<永遠の輝き>
   応接間の夏水仙は、真夜中になると濃厚な香りをプンプンとまき散らしていた。


   高雄駅のホームにいたら、軍用車両を運んでいた列車が通ったので、思わず写真を撮った。大丈夫かなと思ったが、誰も駆け寄ってこないし、注意する人もいない。戒厳令がひかれていて独裁政治が行われていた時代は許されなかったかもしれない。


台湾鉄道の旅(その3)…2007年夏2016/06/09 17:44

白先勇・張系国他著、山口守監修
『バナナボート--台湾文学への招待』
JICC(ジック)出版局、1991年

白先勇作、野間信幸訳<永遠の輝き>
   呉頭取は大声を出して笑いながら、マージャン牌をテーブル中にまき散らした。


   高雄からキョ(草カンムリに呂)光号という列車に乗る。これは日本だと急行に当たるものだろうか。とりあえず北上してみる。台南に向かう。日本統治下で鉄道がかなり整備されたこともあり、台湾の鉄道に乗っていると懐かしい気分になる。列車の運行もスムーズで快適だ。


台湾鉄道の旅(その4)…2007年夏2016/06/11 11:44

白先勇・張系国他著、山口守監修
『バナナボート--台湾文学への招待』
JICC(ジック)出版局、1991年

白先勇作、野間信幸訳<赤いつつじ>
   私の実家は台中にあり、台北の、親戚はこの叔母の家だけであった。


   キョ(草カンムリに呂)光号の車内はこんな感じ。けっこう人が乗っていた。雨模様だったから、傘を持っている人もいた。真夏だけど、そんなに暑いわけではない。日本からの飛行も楽なので、時差ボケもなく体調も悪くない。台湾は治安もいいので、安全に旅行ができる。


台湾鉄道の旅(その5)…2007年夏2016/06/12 08:58

白先勇・張系国他著、山口守監修
『バナナボート--台湾文学への招待』
JICC(ジック)出版局、1991年

白先勇作、野間信幸訳<赤いつつじ>
   その夜は月光が爽やかに降りそそぎ、風もないでいた。


   高雄の東側、南側に屏東県というところがある。屏東県はパイナップルが育つような熱帯地帯が多いのだが、屏東市は高雄よりやや北に位置している。高雄から屏東まで列車に乗ることにした。これは屏東駅。なかなかユニークなつくりだ。


台湾鉄道の旅(その6)…2007年夏2016/06/14 09:50

白先勇・張系国他著、山口守監修
『バナナボート--台湾文学への招待』
JICC(ジック)出版局、1991年

白先勇作、野間信幸訳<赤いつつじ>
   すると魚ばちはガチャンと音を立てて地面に落ち、粉々に砕けちってしまった。


   屏東から高雄に戻る。列車が来るまで屏東駅の待合室で時間をつぶす。中国、台湾を旅行していて、言葉が分からなくても、漢字があるから欧米人に比べると有利と言えるだろう。切符が必要な際は、漢字で行き先を書いて見せると、確実に買える。


台湾鉄道の旅(その7)…2007年夏2016/06/16 12:07

白先勇・張系国他著、山口守監修
『バナナボート--台湾文学への招待』
JICC(ジック)出版局、1991年

張系国作、野間信幸訳<バナナボート>
   離陸直前になって、彼らは男を護送してきた。


   これも屏東駅。日本のおでんが売っていた。「関東煮」と書いてあるが、これは関西でおでんをさす言葉だ。真夏なのにこんなおでんが売られているのには驚いた。本当はもっと南の方に行ってみたかったが、あまり時間もない。台湾本島の最南端の岬、少数民族の文化など見どころも多いのだが。


台湾鉄道の旅(その8)…2007年夏2016/06/18 09:00

白先勇・張系国他著、山口守監修
『バナナボート--台湾文学への招待』
JICC(ジック)出版局、1991年

張系国作、野間信幸訳<バナナボート>
   東京の空港は思ったよりも雑然としていた。


   これは台中駅。レンガを使ったモダンなつくりである。これも日本の統治下で建設されたようである。台北、台中、台南という地名はとても分かりやすい。名前の通り、台中市は台湾西海岸の真ん中あたりに位置している。台南駅に着いた時はどしゃぶりだったので、その時のことはよく覚えているが、台中駅に着いたあたりの記憶ははっきりしない。天気も良くなって、普通に散策できたからかもしれない。