L・ムニャチコ著、栗栖継 訳
『遅れたレポート』
岩波書店、1990年
〈墓地にて〉
私のいとしい、よい人、あの人は、拷問されているかもしれない、打たれているかもしれない。
正面に見えるのはミハエル門。ブラチスラヴァの旧市街に入る4つの門のうちの一つで、現在はこの門しか残ってないようだ。そういえば、リトアニアのヴィリニュスでも「夜明けの門」という城門を見たが、やはり現存するものはそれ一つだけだった。このあたりやたら国旗が多いが、大使館ではないかと思う。昔からの由緒ある建物が大使館になっているとすれば、それは素晴らしいことだ。日本国内の外国の大使館は現代建築ばかりで、ちょっと趣に欠ける。
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