越智道雄/百々佑利子監訳
『現代オーストラリア短編小説集 (上)』
評論社、1983年
ピーター・カウアン著、なかのまさこ訳
<島>
古い間貸屋の電話のベルは鳴りつづけていたが、いつまでたっても、だれも出てこない。
マンモスの骨の背後に孔雀がいる。孔雀もオーストラリアにいる生き物ではない。既に紹介したように、オーストラリアはヒクイドリとか飛べない種類の鳥がいる。飛べる鳥なら、オーストラリア大陸に渡ってくることができるが、飛べないものは無理だろう。逆も真で、オーストラリアにいた飛べない鳥も他の大陸に渡ることができてないのだろう。
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