オーストラリア博物館(その40)…2015年秋(現地は春)2017/04/06 10:54

越智道雄/百々佑利子監訳
『現代オーストラリア短編小説集 (下)』
評論社、1983年

マレイ・ベイル著、松村和紀子訳
<羊追いの女房>
   わしはアデレード=ポート・オーガスタ鉄道の線路のわきにキャンプを張っていたのだ。


   恐竜の頭。なかなか迫力がある。ただ、今は棲息していない生き物だけに、当然のことながら身近な存在として実感することがない。人類が生きていない時代にいたのがほとんどだったろうから、昔の歴史書にはほとんど出てこないだろう。恐竜の骨の発掘も新しい時代になってからだろうから、古代の生物を現代人が知ることになったというのも面白い。