ブラチスラヴァからウィーンまでドナウを下る(その16)…2016年夏2018/03/07 08:36

赤川次郎著
『青きドナウの吸血鬼』
集英社文庫、2015年

<青きドナウの吸血鬼>
「仕事が山ほど待ってますので、私は三日ほどウィーンにいて、日本へ帰ります」


   水面すれすれに鳥がたくさん飛んでいる。気持ちよさそうに飛んでいる。船にぶつかることはない。どんな鳥かはよくわからない。海ではないから、カモメとかウミネコではないだろう。鳥の種類については詳しくない。