シドニー湾クルーズ(その6)…2015年秋(現地は春)2018/03/18 06:58

ライリス・ノーマン作、宮武潤三・順子訳、横田美恵子画
『シドニーのふたご』
篠崎書林、1977年

   シドニーの西のはずれにあるグレゴリー家では、もう、いつもどおりの生活に戻っていた。


   オペラハウスと市街地のビル群が見える。オペラハウスの姿もだんだんと小さくなっていく。雨が降らないのはいいが、曇りがちでちょっと肌寒さを感じた。折り畳み傘をいったん開くと、面倒だから、雨は降らないでほしい。短い滞在の場合、雨が降ると、その印象が強くなってしまって、雨の街という思い出が残ってしまうことが多い。