赤川次郎著
『青きドナウの吸血鬼』
集英社文庫、2015年
<吸血鬼と花嫁の宴>
千代子は何となくおかしい、としか感じない。
これは何か。イスラム寺院か何かだろうか。とこの時は思った。 ウィーン分離派はオーストリアの芸術家たちのグループが進めていた芸術運動を指すらしい。画家、彫刻家、建築家が名を連ねていたようだ。グスタフ・クリムトはその中心となっている人物の一人である。この日、あとからクリムトの作品を見ることになるのだが、この施設には入らなかった。最初に書いたように、この時はなんだかわからなかった。それに時間も早かったから、どっちみちやってなかっただろう。
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