ベルヴェデーレ宮殿見学から帰国まで(その14)…2016年夏2018/06/26 10:09

赤川次郎著
『青きドナウの吸血鬼』
集英社文庫、2015年

<吸血鬼と花嫁の宴>
「馬鹿言わないで」


   さて、ベルヴェデーレ宮殿に近づいていく。ウィーンをトルコから救ったオイゲン公という人が夏の離宮としてつくらせた宮殿とのこと。ロシアでも夏の離宮というものをいくつか見たが、北国ではこういうものがよくある。華麗なバロック様式の建物だ。敷地内はとても広い。傾斜もあるので、歩くのもけっこうきつい。朝早い時間なので、中が見られるようになるまでひたすら待つ。