ウィーン美術史美術館で名作鑑賞…2016年夏(その17)2021/02/02 11:15

池内紀編訳
『ウィーン世紀末文学選』
岩波文庫、1993年

〈地獄のジュール・ヴェルヌ/天国のジュール・ヴェルヌ〉(ヘヴェジー作)
「ご安心なさい」

フラ・バルトロメオという人の作品。まさにルネサンス期の人で「聖燭祭」のことを描いた作品らしい。イエスが父母によって神殿に連れてこられたことを祝う意味があるとのこと。宗教的な絵画となると、なかなか奥の深いものとなる。風景画のような絵の方が分かりやすいことは事実だ。パリでも両方行ったが、当時はキリスト教などに対する理解もあまりなく、ルーブル美術館よりはオルセー美術館の方が見やすいものが多かった。