ウィーン美術史美術館で名作鑑賞…2016年夏(その21)2021/03/02 10:33

池内紀編訳
『ウィーン世紀末文学選』
岩波文庫、1993年

〈ダンディ、ならびにその同義語に関するアンドレアス・フォン・バルテッサーの意見〉(シャオカル作)
人は私をダンディと呼ぶ。

 美術館の上の方から下を見る。だいたい美術館の構造がわかる。残念ながら、ブリューゲルの有名な作品を見ることができなかった。他の国で展示を行っていたのか、修復していたのか事情はよくわからない。そもそも日本ででもウィーン美術史美術館所蔵の展示会を見たこともあるから、いくつかの作品が他の国に出向いたとしてもおかしくはない。


ウィーン美術史美術館で名作鑑賞…2016年夏(その22)2021/03/09 10:33

池内紀編訳
『ウィーン世紀末文学選』
岩波文庫、1993年

〈ダンディ、ならびにその同義語に関するアンドレアス・フォン・バルテッサーの意見〉(シャオカル作) 
「退ってよろしい」

 これは見ての通りの弓である。貴族が狩りに使ったのか、武器なのか、装飾品なのか詳しいことはわからない。戦争博物館ではないから、武器ばかりがあるわけではない。ソウル、北京では戦争博物館に入ったことがあるが、その関係の物が当然多かった。


ウィーン美術史美術館で名作鑑賞…2016年夏(その23)2021/03/16 11:12

池内紀編訳
『ウィーン世紀末文学選』
岩波文庫、1993年

〈オーストリア気質〉(フリーデル作) 
キミ、うれしいじゃないか。

「キリストの十字架を運んでいる」ことを題材とした作品。Jusepe de Ribera(ジュゼッペ・リベーラ)という人の作品。イタリアで活躍したがスペイン人のようである。Lo Spagnolettoという人も作者で共同作品かとも思ったが、この人の別名のようだ。「小さなスペイン人」ということなので、やはりイタリア人ではない。


ウィーン美術史美術館で名作鑑賞…2016年夏(その24)2021/03/23 10:40

池内紀編訳
『ウィーン世紀末文学選』
岩波文庫、1993年

〈ダンディ、ならびにその同義語に関するアンドレアス・フォン・バルテッサーの意見〉(シャオカル作) 
「やあ、今晩は」

  上から下を見下ろすと、美術館の様子がよくわかる。ウィーンには長いこといるのがいいのだろうが、短い夏休みではそれもかなわない。いろんな催し物があるようだが。この美術館は極端に大きいということはないようだ。


ウィーン美術史美術館で名作鑑賞…2016年夏(その25)2021/03/30 10:14

池内紀編訳
『ウィーン世紀末文学選』
岩波文庫、1993年

〈オーストリア気質〉(フリーデル作)
コレハ重要ナリ。

オーストリア皇帝だったフランツ・ヨーゼフ1世の像である。この美術館をつくらせた人物でもあるようだ。暗殺未遂で襲われたこともあるようで、負傷もしている。動画や写真も残っていて、そんなに古い時代の人物ではないことが理解できる。オーストリアの実質的な最後の皇帝だったようだ。