シドニー到着からロックス散策まで(その51)…2015年秋(現地は春)2019/04/27 07:50

村上春樹著
『村上春樹全作品 1979~1989〈3〉 短篇集〈1〉』
講談社、1990年

〈シドニーのグリーン・ストリート〉
   スピーカーからグレン・グールドのピアノが流れている。


  オペラハウスも遊覧船も見える。遊覧船にしては大きな船だ。あるいは、遊覧船ではなくて、どこかの都市とを結ぶ船だろうか。この時はまだ船には乗っていないが、別の日に船に乗ることになった。シドニーの各地を結ぶ交通手段としても船は重要な存在である。


シドニー到着からロックス散策まで(その1)…2015年秋(現地は春)2019/02/19 08:35

村上春樹著
『村上春樹全作品 1979~1989〈3〉 短篇集〈1〉』
講談社、1990年

〈シドニーのグリーン・ストリート〉
   芝生も公園も水飲み場もない。



   成田空港からシドニー行きの便に乗る。夏休みが大幅にずれこんだため、秋になってしまったが、運良く航空券もゲットできた。日本航空による直行便。飛行時間は長いが、直行便だし、時差がほとんどないところなので、アメリカやヨーロッパ行きとは違って、体力的にはなんとかなりそうである。


シドニー湾クルーズ(その37)…2015年秋(現地は春)2018/04/20 09:55

アリステア・マクリーン著、越智道雄訳
『キャプテン・クックの航海』
早川書房、1982年

  英国王の名において正式に領有宣言の儀式を行なったのである。


   これがフェリーから見て撮影した最後の写真。締めくくりにふさわしく、ハーバーブリッジとオペラハウスがセットになって、とてもいい風景があらわれてくる。相変わらず雲は多く、不安定な天気だが、雨もだいぶおさまってきた。いったん折りたたみ傘を開くと持って歩くのが面倒臭いから、やはり旅行は快晴が一番いい。


シドニー湾クルーズ(その1)…2015年秋(現地は春)2018/03/13 09:12

ライリス・ノーマン作、宮武潤三・順子訳、横田美恵子画
『シドニーのふたご』
篠崎書林、1977年

「オレはふたごだよ」


   オーストラリアのシドニーを観光して、どうしようかと迷ったら、とりあえずサーキュラー・キーに行ったらいい。ここを拠点にすると、どこにでも行けるからだ。そういえば、港めぐりというか船に乗ってなかった。定期便だかクルーズ便だかいろいろあってよくわからない。とりあえず、あっちこっちを周遊している小さな船に乗ることにした。


シドニー・キングスクロスを歩く (その60)…2015年秋(現地は春)2017/08/28 08:52

なすだみのる/さく、あべはじめ/え
『ぼくのカンガルー』
ひくまの出版幼年どうわ・“みどりのもり”シリーズ、1991年

   そしたら ふたりは、どんな かおを するのかなと、ぼくは おもいました。


   もうここはキングスクロスとは離れた場所だ。さて、サーキュラー・キーの方に向かいたいと思う。前日にも行っているが、まだ船に乗ってないので、この日は何らかのクルーズには参加したいと思う。もう一つ見たい博物館があるので、そっちに寄るかもしれない。お昼もまだ食べてないので、 サーキュラー・キーあたりでとろうかなあと思う。


シドニー・キングスクロスを歩く(その1)…2015年秋(現地は春)2017/06/28 08:42

マーレル・デイ著、田中よう子訳
『神の子羊』
株式会社DHC、2002年

やさしい手ざわり。やわらかでなめらかで、ネズミの耳のよう。


   オーストラリア博物館を見た後、キングスクロスに向かう。南半球最大の歓楽街で、あまり風紀が良くない地域らしいが、時間帯も早いこともあって、歩いていくことにした。”BEER”という看板があるように、アルコールを出す店が目立ってくる。このあたり、夜になると雰囲気はまったく変わるのだろう。


オーストラリア博物館(その60)…2015年秋(現地は春)2017/04/26 08:55

越智道雄/百々佑利子監訳
『現代オーストラリア短編小説集 (下)』
評論社、1983年

ロス・デーヴィ著、越智道雄訳
<燃えつきた雲塊>
   食器を片づけてからルーはコーヒーをわかすためにやかんをストーブにかける。


   博物館を出てから、建物の写真をけっこう撮った。来る前は全く知らなかったのが、この日シドニーマラソンが開かれていた。博物館に行く道がさえぎられていたので正直ダメかと思ったが、マラソンのコースが立体になっているところがあって、無事に博物館にたどり着くことができた。小雨が時々降っている中を歩く。この後はキングスクロスまで歩こうと考えていた。グラマースクールという表示もある。英国のそれと同じ位置付けだろうか。








オーストラリア博物館(その1)…2015年秋(現地は春)2017/02/26 07:51

越智道雄/百々佑利子監訳
『現代オーストラリア短編小説集 (上)』
評論社、1983年

ダル・スティヴンス著、小野木淳子訳
<ディンゴ>
   オーストラリア博物館の哺乳動物科の科長だって、ディンゴはイヌ科亜種ディンゴと分類している。


   オーストラリア博物館にやってきた。シドニーマラソンがちょうど行われていて、博物館を見ることができるのか心配だったが、いろんな道を迂回しながらたどり着くことができた。オーストラリアは歴史がそんなに長くないので、自然に関する展示が中心になる。現存する生き物、過去に存在した生き物などの骨の展示も目立つ。


ワイルドライフシドニー動物園(その40)…2015年秋(現地は春)2016/09/05 08:54

越智道雄/百々佑利子監訳
『現代オーストラリア短編小説集 (上)』
評論社、1983年

ダル・スティヴンス著、小野木淳子訳
<ディンゴ>
「兎は有害動物さ。ディンゴだってそうだ!」と彼は言った。


   名残惜しいが、動物園をあとにする。ここだけは絶対に見たいと思っていたので、十分に満足ができた。最後に入口の写真を撮っておいた。入った時に何枚か写真を撮られて、それがベースとなってアルバムができていた。そのまま出ようかと思ったが、二回目に見た時に、係の人がさっとこれをとってレジに持って行った。動物園の入場料が4,000円、さらにこのアルバムが4,000円。ちょっとした出費になってしまったが、海外にいることもあり、勢いでこちらも買ってしまった。


ワイルドライフシドニー動物園(その1)…2015年秋(現地は春)2016/07/10 07:34

越智道雄/百々佑利子監訳
『現代オーストラリア短編小説集 (上)』
評論社、1983年

ヘンリー・ロースン著、大角翠訳
<奥地の葬儀屋>
犬が戻って来、そこで老人の独り言は中断された。


   オーストラリアのシドニー。入国に2時間近くかかってしまったが、なんとか無事に着いた。空港から列車でサーキュラー・キーに向かった。このあたりでしばらく過ごして、そこからずっと歩いて、ハイドパークへ。さらにマーケット通りを散策して、ダーリングハーバーにやってきた。ここにワイルドライフシドニー動物園がある。