シンガポールを散策…1998年夏(その4)2021/08/03 12:38

平井弓枝著
『日本のおんな』
新潮文庫、2010年

〈シンガポールの休日〉
「古いホテルね」

   有名なマーライオンのある地域にやってくる。シンガポールに来たという実感が持てる。パリの観光の後なので、シンガポール観光はおまけなのだが、それなりに満足できた。直行便だと楽だが、経由便は経由地も観光できるというメリットもある。


シドニー到着からロックス散策まで(その44)…2015年秋(現地は春)2019/04/13 07:45

村上春樹著
『村上春樹全作品 1979~1989〈3〉 短篇集〈1〉』
講談社、1990年

〈シドニーのグリーン・ストリート〉
耳はひらひらと揺れた。


   この建物はいろんな目的で使われたようだ。シドニーの水上警察の本部だったり、船員用の建物だったり、最終的には修復が行われて、歴史的な遺産となったとのこと。犯罪者ジョン・カドマンは1758年に生まれ、 40歳になった1798年にオーストラリアに送られている。ちなみに牛を盗んでつかまったらしい。


シドニー到着からロックス散策まで(その43)…2015年秋(現地は春)2019/04/11 07:11

村上春樹著
『村上春樹全作品 1979~1989〈3〉 短篇集〈1〉』
講談社、1990年

〈シドニーのグリーン・ストリート〉
   本当に危ないところだった。


   このカドマンの家は海岸沿いにつくられたために、波がしょっちゅう襲ってきたようだ。その後、サーキュラー・キーの埋め立てが行われて、海岸も遠くになってしまったらしい。今はこのあたりが波にさらわれることもない。ロックスというまったくおしゃれな地域に生まれかわっている。


シドニー到着からロックス散策まで(その42)…2015年秋(現地は春)2019/04/10 08:06

村上春樹著
『村上春樹全作品 1979~1989〈3〉 短篇集〈1〉』
講談社、1990年

〈シドニーのグリーン・ストリート〉
   僕としてはすごくいい気味だった。


   「カドマンの家」というところを見た。シドニーでは二番目に古い家で、1816年に建てられている。このロックスでは一番古い。カドマンも流刑者として送られてきたようだが、政府の仕事をすることになったようだ。詳しくガイドブックを見て、歩いているわけではないので、このカドマンの家についても知らなかった。


バンクーバーのダウンタウン散策(ウォーターフロント駅発)…2017年夏(その30)2018/08/19 06:09

シートン作、越前敏弥訳、姫川明月絵
『シートン動物記 オオカミ王ロボ ほか 』
角川つばさ文庫、2017年

<ビンゴ わたしの愛犬>
   わたしたちはあっけにとられ、大声でビンゴをけしかけた。


   誰かの銅像がある。面白いことに酒樽の上に立っている。イギリスからやってきた
"ギャシー"・ジャック・デイトン という人の像だ。この地に酒場をつくって、街の基盤をつくった人である。バンクーバーの発展に大きく貢献した人物である。この人、イギリスの出身とか。知り合いがこの街にあるハル大学に留学していたことがあるので、地名とか場所は知っている。そこに行ったことはないが。この銅像の近くにあったバーはものすごく賑わっていた。


バンクーバーのダウンタウン散策(ウォーターフロント駅発)…2017年夏(その5)2018/07/25 08:35

シートン作、越前敏弥訳、姫川明月絵
『シートン動物記 オオカミ王ロボ ほか 』
角川つばさ文庫、2017年

<ビンゴ わたしの愛犬>
そんな戦いが百メートルごとにくりかえされた。


   どっかのお店の敷地にあった銅像。よく見るとぐったりとした人が天使だか女神だかに抱きかかえられている。戦争で犠牲となった兵士を天使が運んでいるとのこと。この「勝利の女神」は、Coeur de Lion MacCarthyというロンドン生まれの彫刻家による作品とのことだ。彫刻家のスタジオはモントリオールにあったようだが、1922年の8月28日、 バンクーバーに置かれることとなった。第一次世界大戦で犠牲となった鉄道労働者に敬意を払うため、多くの人たちが集まったとのこと。


ベルヴェデーレ宮殿見学から帰国まで(その12)…2016年夏2018/06/24 06:31

赤川次郎著
『青きドナウの吸血鬼』
集英社文庫、2015年

<吸血鬼と花嫁の宴>
----百年の歴史を誇る、ウィーンの屈指のホテル。


   前回紹介したソ連軍戦勝記念碑。右下にスターリンの名前が出ている。花束が置かれているけど、誰が置いたのだろうか。オーストリアはソ連も含めて、連合軍から分割占領された。そして、オーストリアはポーランド、チェコのようにソ連の衛星国になることは免れ、中立国としての地位を保った。


ベルヴェデーレ宮殿見学から帰国まで(その11)…2016年夏2018/06/23 06:18

赤川次郎著
『青きドナウの吸血鬼』
集英社文庫、2015年

<吸血鬼と花嫁の宴>
「ほろ、セント・シュテファンで式を挙げてた人よ」


   ベルヴェデーレ宮殿を見るつもりで、近くまでやってきたが、朝早すぎて時間があまりに余っている。ちょっと休憩して、時間を待つしかない。ちょっとしたモニュメントがあって、何だろうと思って近づいてみた。ロシア語だ。ロシア語は一応読めるので、何なのかすぐ理解できた。ナチス占領軍と闘ったソ連軍を称える記念碑だ。


ベルヴェデーレ宮殿見学から帰国まで(その10)…2016年夏2018/06/22 08:36

赤川次郎著
『青きドナウの吸血鬼』
集英社文庫、2015年

<吸血鬼と花嫁の宴>
セント・シュテファンを出ると、もう黄昏どきになりつつあった……。


   これは偉大な作曲家ヨハネス・ブラームスの像。クラシックのコンサートには普段からよく行っていて、オーケストラでブラームスの曲の演奏を聞くことも多い。ブラームスの曲は好きな方である。交響曲第1番(ハ短調)はよく演奏される。もう一つの有名な交響曲第4番(ホ短調)はオーケストラでは聞いたことがないので、是非聞いてみたいと思う。


ベルヴェデーレ宮殿見学から帰国まで(その9)…2016年夏2018/06/21 09:03

赤川次郎著
『青きドナウの吸血鬼』
集英社文庫、2015年

<吸血鬼と花嫁の宴>
「そこの白骨なの?」


   これは誰の像だろうか。ヨーゼフ・レッセルという人。森林技術者をやっていて、スクリューを発明した人とのこと。全然聞いたことがない人だ。スクリューというのは海運には欠かせない技術だから、大きな功績といっていいのだろう。軍事・輸送面で大きな貢献をした人といえるだろう。歩いていたらレッセル公園というところにやってきた、そこにこの像が立っていた。