ソウルでサムゲダン…2002年春2012/11/09 19:50

ユ・ミンジュ著、秋那訳
『宮廷女官チャングムの誓い (下)』
竹書房、2005年

「あんたらも食べたのか?」
「俺はもともと肉は食べないです」
「じゃあ、村人たちはほとんど口にしたわけだな?」
「もちろんです。田畑を耕す人間に牛肉なんて夢の夢ですよ。そういう機会でもなきゃ一生食べられないような食べ物なんですからね」



   ソウルに出張で来ていた時のこと。ある人が犬の料理はどうかと提案したが、他のメンバーから却下された。それで良かった。韓国らしい料理はなんだということになったが、現地でお世話してくれた方がサムゲダンのおいしい店があると案内してくれた。
   サムゲダンは鶏肉の中にいろいろな具をいれた鍋料理である。もち米、朝鮮人参なども入っている。けっこうくせのある食べ物かなと警戒していた。しかし、そんなに刺激もなく、おいしくいただくことができた。忙しい日程が終わった後の夕食だったので、満足感も大きかった。

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