ローマで立ち食いピザ…2001年夏2012/11/30 21:29

ゲーテ著、高木久雄 訳
『ゲーテ全集 第11巻』
潮出版社、1979年

<イタリア紀行>
   体の具合がじつにいい。天候は、ローマ人の言い方にしたがえば、不良である。毎日、多少とも雨をともなうシロッコが吹く。しかしこの天候をぼくは不愉快とは思わぬ。ドイツの夏の雨もようの日々とはちがって、暖かだからだ。



    ローマにやってきた。パリ、ベルリン、モスクワなど欧州の大都市に比べると道が狭くて、こじんまりしている。帝政ローマ時代の遺跡や街並みを保存しているから、こうなるのだろうか。ローマには夜に入ったが、幻想的な雰囲気が良かった。タクシーの運転手は乱暴で、携帯電話でずっと話していて、怖かったが。カフェもパリに比べるとゆったりした感じがない。ある日の昼は立ち食いピザで済ます。車でお店を出している。こうしたピザやジェラートだけでお腹いっぱいになる。

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