池内紀編訳
『ウィーン世紀末文学選』
岩波文庫、1993年
〈シャイブスの第2木曜日〉(ヘルツマノフスキー=オルランド作)
役所には、いろいろな仕事があった。
ティツィアーノ・ヴェチェッリオという、これもまさにルネサンス期の画家による作品。「ニンフと牧童」というタイトルらしい。何だか官能的な、奇妙な絵である。意味はよく分からない。ただ、ヨーロッパでは、音楽でも牧神とか羊飼いとを題材にしているものが多い。聖職者は司牧者とも呼ばれる。この絵とは直接関係ないが、シューベルトの歌曲に「岩の上の羊飼い 」という不思議な曲がある。歌とともに、ピアノ、クラリネットの演奏がなされる面白い曲である。
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