虎山長城を歩く…2014年春(その12)2015/03/26 10:20

鮮于煇著、 猪飼野で鮮于煇作品を読む会訳
『火花--鮮于煇翻訳集』
白帝社、2004年

<水豊ダム>
   そのためにも跡継ぎがいないいま、自分は死ねないという思いが、彼のこころの中で渦巻いた。


   黙々と畑仕事に精を出す北朝鮮の農民を相変わらず見ることになる。こちらには男性もいる。とても静かな雰囲気だ。普通だったら、もっと話し声が聞こえてもおかしくないが。右手の奥に、座っている人が数人見える。それから自転車も。
   彼らの目の前に中国があるが、その中国の方は問題を抱えながらも急速な発展を続けている。丸見えの国境の向こうに別の国の人たちがいて、こうやって働いていることが不思議に思われる。


虎山長城を歩く…2014年春(その13)2015/03/28 05:57

鮮于煇著、 猪飼野で鮮于煇作品を読む会訳
『火花--鮮于煇翻訳集』
白帝社、2004年

<水豊ダム>
   いずれにせよ承風憲はその時死なずにそののち、三十年あまりの歳月を行きながらえ、一九四一年八月に世を去った。


   前々回に紹介した北朝鮮の女性の農民を再度撮影した写真である。写真をパチパチとるのがなんとなく悪い気もする。だが、せっかくの機会だから、遠慮なく撮影する。その辺は北朝鮮側も了解済みだろう。
   鴨緑江のクルーズのことについては後で書きたいと思うが、中国側の領土に観光客がたくさん来ていることは織り込み済みだろう。北朝鮮もあまりにも悪いイメージを与えることは避けていると思われる。新義州のあたりは水害で大きな被害が出たこともあり、灌漑、治水などの設備は遅れているようだ。


虎山長城を歩く…2014年春(その14)2015/03/31 09:04

鮮于煇著、 猪飼野で鮮于煇作品を読む会訳
『火花--鮮于煇翻訳集』
白帝社、2004年

<水豊ダム>
   しかし、おおかたの人々は、なるべく元の姓に類似するか、本貫と関係のある姓にしようと苦心した。李氏が李家とし、金氏が金田や金原とした類がそれである。


   中朝国境の北朝鮮側の金網のあたりにピントをあわせる。そこに焦点が当たったためか、遠方はぼけて見える。北朝鮮の家々と山々がうっすらと見える。あまり人の気配が感じられない。本当に人が住んでいるのだろうか。畑に出ている人の家なのだろうか。よくわからない。
   電力とかガスとかインフラが十分に整っている感じもしない。鴨緑江のクルーズ船から見る北朝鮮の人々は活発に動いている感じがしたが、こちらの”一歩跨ぎ”の向こう側の人々はとても静かな感じがする。