広州動物園の象と馬…1999年春2011/11/22 22:06

イソップ著、中務哲郎訳
『イソップ寓話集』
岩波文庫、1999年

358 ライオンの皮を被った驢馬
 貧しい庶民は富豪の流儀を真似てはならない、笑われたり身を危うくするのがおちだ、ということ。
 驢馬がライオンの皮を纏って、皆にライオンだと思われていた。人も逃げれば獣も去ったが、一陣の風に皮が剥がれて、裸の驢馬が現われるや、皆で襲いかかり、木ぎれや棍棒で打ちのめした。



   香港から列車で広州に入った。香港はこの訪問時の2年前に中国に返還されたが、やはり一国二制度ということもあり、香港と広州の間には物理的にも精神的にも大きな壁があった。広州の見どころを一通り観光した後、休憩の意味も兼ねて動物園に入った。やはり象はどこでも人気者だし、定番だ。


 それから原始的な馬もいた。プルジェヴァルスキーだろうか。それとも違う種類か。いずれにしても、馬はどんな種類でも目が優しいし、見ていてほのぼのとした気分になってくる。馬は人間がいなければ、滅びたであろう動物とも言われる。戦争、農業、牧畜など馬は人間のために厳しい労働に耐えてきたことも事実である。


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