ブラチスラヴァからウィーンまでドナウを下る(その9)…2016年夏2018/02/28 08:35

赤川次郎著
『青きドナウの吸血鬼』
集英社文庫、2015年

<青きドナウの吸血鬼>
「もう、ずいぶん長いこと、この目でドナウを見ておりません」


   船内にいるのももったいないので、甲板の方に行ってみようかと思う。船はすごいスピードで進んでいて、波をかきわけて前進している。決して大きな船ではないが、安定感がある。ちょっと前に乗ったヘルシンキとタリンを結んでいる大型フェリーとは比べようもないが、すぐれた船ではないかと思う。川を航行する船だから、塩の対策はあまり必要ないのではないか。