丹東鴨緑江(中朝国境)クルーズ…2014年春(その40)2018/02/01 08:42

村上龍著
『半島を出よ(下)』
幻冬舎、2005年

   小樽の運河に行けば昼間からロシア人の船員が高校生相手にトカレフを売っているのだそうだ。


   こうした人気のないところもある。何本か木々が目につく。そんなに長いクルーズではないので、そろそろ終盤に向かっていく。なにしろ瀋陽から片道3時間半もかけてきたので、丹東にいる時間はその分少なくなる。


丹東鴨緑江(中朝国境)クルーズ…2014年春(その41)2018/02/02 08:41

村上龍著
『半島を出よ(下)』
幻冬舎、2005年

ここにいるみんなは多少頭がおかしい。


   これも前の写真と同じようなものだ。そんなに長い時間ではないが、船はかなりの距離を進んだようだ。ガイドさんの話によると、毛沢東と金日成でこの鴨緑江についてはどちらの国のものか明確にせず、互いにこの川については自由に航行できるようにしたとのこと。


丹東鴨緑江(中朝国境)クルーズ…2014年春(その42)2018/02/03 07:15

村上龍著
『半島を出よ(下)』
幻冬舎、2005年

すごい血の量だったな。


   なんか重々しい重機が並んでいる。クレーンというか掘削機というかそんな重機だろうか。暗い色調でいかにも重たい機械という印象を受ける。たまたま機械は動いていなかったし、これを操縦している人も見えない。そもそもこの日は休日だったかもしれない。


丹東鴨緑江(中朝国境)クルーズ…2014年春(その43)2018/02/04 07:02

村上龍著
『半島を出よ(下)』
幻冬舎、2005年

   福岡では、罪のない年寄りが何人も犠牲になった。


   ここにもトラックがある。赤い色を基調としているものか。このあたり砂が積んであったりして、何かの倉庫でもあるのだろうか。前に大連に行った時も、丹東に行くオプショナルツアーがあったので、その時も迷ったのだが、結局は行かなかった。今回瀋陽に来たのは、丹東を見ることの方が主目的である。


丹東鴨緑江(中朝国境)クルーズ…2014年春(その44)2018/02/05 08:39

村上龍著
『半島を出よ(下)』
幻冬舎、2005年

   軍用拳銃は大きすぎて私服だと逆に目立ってしまうので、旧ソ連製のピストルPSMが支給された。


   船を動かしている人がいる。エンジンをいじっているようだ。前に見た”YAMAHA”の文字は見られない。これは日本製のものではないだろう。漁師という感じでもない。鴨緑江があるのなら、このあたり川魚の料理もけっこう有名なのだろうか。昼食はこの後の予定である。


丹東鴨緑江(中朝国境)クルーズ…2014年春(その45)2018/02/06 08:43

村上龍著
『半島を出よ(下)』
幻冬舎、2005年

旧ソ連が建築したアパートだった。


   よくわからない建物。オブジェみたいなものがついている。芸術作品なのだろうか。そもそも北朝鮮では真の芸術というのが成り立つのだろうか。小さな子供たちが楽器を演奏したりする動画をたまに見かけるが、強制的なものを感じさせる。絵画や彫刻にしても自由な作風というのは許されないのではないか。


丹東鴨緑江(中朝国境)クルーズ…2014年春(その46)2018/02/07 08:37

村上龍著
『半島を出よ(下)』
幻冬舎、2005年

   スープに入っている餃子や蒸した餃子は平壌にもあるが、焼いたものは初めてだった。


   これも船の類か。クレーンがついているようだ。こういう重機が多いから、なんとなく景色も殺伐としたものになる。それは日本の港でも共通するところがある。客船が多いところは華やかだが、工業地帯や倉庫みたいなところだと地味な感じになる。海岸に近い工場などもそういう傾向になる。


丹東鴨緑江(中朝国境)クルーズ…2014年春(その472018/02/08 08:41

村上龍著
『半島を出よ(下)』
幻冬舎、2005年

   埋葬は今日午後に行う予定だったが処刑と同日ではまずいと延期したそうだ。


   船がとまっている。北朝鮮の国旗のマークもしっかり描かれている。よく見ると自転車が何台か積まれている。これは輸入したものだろうか。けっこうピカピカのものが多い。以前に紹介した自転車も新車そのもので、高級感を漂わせていた。繰り返しになるが、鍵のかかった自転車につかまってずっと立っているのは不自然に思えた。


丹東鴨緑江(中朝国境)クルーズ…2014年春(その48)2018/02/09 08:35

村上龍著
『半島を出よ(下)』
幻冬舎、2005年

   最後の瓶に、まったく未知の虫が一匹入っていた。


   ちょっと遠巻きに工業地帯というかそれに関連する船がとまっているところが見える。もうだんだんと丹東にも近づいている。クルーズもそろそろ終わりになる。一周回る形で船は進んでいく。ガイドさんや運転手の人はちょっと離れたところに座っている。こちらが払ったオプショナルツアーの料金には彼らの船代も入っていたのだろうか。


丹東鴨緑江(中朝国境)クルーズ…2014年春(その49)2018/02/10 07:19

村上龍著
『半島を出よ(下)』
幻冬舎、2005年

   やがて、後ろ手に縛られた二人の兵士が大テントの中から出てきた。


   もう北朝鮮というよりは中国側にかなり近づいている。対岸にうっすらと建設中のものも含めて高層ビル群が見える。丹東はかなり活気づいている。やはり北朝鮮側との違いははっきりしている。中国経済もそのうちクラッシュするとの説がずっと流れているが、どうなるのかはよくわからない。