モスクワ・国民経済達成博覧会…1980年夏(その2)2013/06/21 21:37

グラーニン著、川上 洸訳
『新しいソビエトの文学4 雷雲への挑戦』
1968年、けいそう書房

   魔法使がモスクワに飛来したのは、五月六日の午前八時。その男は、まっさきに揺れるタラップをつたって空港のコンクリートの上に降り立った。出迎えの人びとの視線は、一時この男に集中したが、すぐにわきにそれてしまった。流行のけば立った生地の上着を着たこのスマートな、日焼けした青年には、だれが見ても、とくべつ変わったところはなかった。



   ソ連は軍用機でも先を行っていたが、旅客機も自前で生産していた。この博覧会では、イリューシン、ツポレフなどの旅客機も展示されていた。二重のプロペラ機などソ連の飛行機は、恐竜みたいで迫力がある。
   さて、1975年、アメリカのアポロとソ連のソユーズとが宇宙でドッキングするという大イベントがあった。米ソ両国が融和ムードを演出するという政治舞台でもあった。これは、その米ソ宇宙船に関する展示物である。

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