カリフォルニアのワイナリー(ソノマ・ナパ)…2007年秋~冬(その11)2015/06/25 11:11

ジャネット・デイリー著者、矢倉尚子訳
『愛は危ないワインの香り』
集英社文庫、1998年

   乗馬道の終点には、醸造所がどっしりとそびえたっていた。


   このように他のお客さんもけっこう来ていた。みんな満足している様子だ。収穫の時期はこの時よりも1-2か月前だろうか。たわわに実ったブドウの実や収穫そのものも見たかったがその時期ではなかった。そんなに多くの量が出ているわけではないの、直接ここで買うのが一番いいのだが。値段は決して安くはない。
   日本へのお土産というのも考えられなくはなかったが、サンフランシスコに戻ってからスケジュールもあるし、ハワイ(オアフ島、ハワイ島)でも予定があるので、荷物は増やすわけにはいかない。ワインのようにかさ張り、割れやすいものとなると、日本に持ち帰る土産には適さない。


カリフォルニアのワイナリー(ソノマ・ナパ)…2007年秋~冬(その12)2015/06/27 06:26

ジャネット・デイリー著者、矢倉尚子訳
『愛は危ないワインの香り』
集英社文庫、1998年

   天井まで何段にも重なったラックに、ワインがぎっしりと詰めこまれていた。


   さてベンジンガーワイナリーを十分楽しんだ後、ソノマ郡でさらに別のワイナリーを訪問した。カンディというところ。かなり広くて、圧倒される。噴水なんかもあって、きれいな風景をかもし出している。ここでも葉っぱが赤く色づいたブドウ畑が迫ってくる。周辺の山々ともマッチして、いい雰囲気になっている。ブドウというのはそんなに背丈が高くない。一つ一つの木は小さめだ。


カリフォルニアのワイナリー(ソノマ・ナパ)…2007年秋~冬(その13)2015/06/30 08:56

サガン著、朝吹登水子訳
『赤いワインに涙が…』
新潮文庫、1987年

「なんという銘柄ですの、このぶどう酒」と彼女は訊ねた。


   ブドウが実っているところを見ることができた。収穫の最盛期は過ぎており、後から実ったブドウだろうか。黒い色をしている。カンディはワイン通でなくても、気軽に訪問できるところらしい。ベンジンガーに比べると、ちょっと庶民的なブランドと言えるだろうか。