ウィーン美術史美術館で名作鑑賞…2016年夏(その4)2020/11/04 11:00

池内紀編訳
『ウィーン世紀末文学選』
岩波文庫、1993年

<ジャネット>(バール作)
二日酔いがひどい。

 カフェには何人かお客さんが入っていた。家族連れもいたが、一人で入っている人もいた。ウィーンは街全体に歴史と文化の重みがあるが、こうした美術館に入るとますますその思いは強くなる。せっかくだから飲み物だけではなく、ケーキでも食べようかと考える。


ウィーン美術史美術館で名作鑑賞…2016年夏(その5)2020/11/10 13:41

池内紀編訳
『ウィーン世紀末文学選』
岩波文庫、1993年

小品6つ(アルテンベルク作)
<公園>
そして空にとばした。

 さすがに世界一美しいカフェの一つだけあって、周囲の雰囲気も豪華だ。ウィーンにはいくつもの美術館があって、どこに入るのか迷うが、ここはあまりにも便利な場所なので入ってしまった。勿論、お目当ての一つはカフェである。入ってから気が付いたのだが。


ウィーン美術史美術館で名作鑑賞…2016年夏(その6)2020/11/18 10:30

池内紀編訳
『ウィーン世紀末文学選』
岩波文庫、1993年

小品6つ(アルテンベルク作)
<十一と九つ>
日暮れになった。

 美術館の値段がいくらだったか忘れてしまった。海外に来ると、お金の感覚が麻痺してしまうので、少々高くても支出してしまうことが多い。ユーロが普及してから、ヨーロッパでのお金の使用は楽になった。この美術館は由緒ある場所なので、値段も気にせず入った。ここもカフェの一部である。


ウィーン美術史美術館で名作鑑賞…2016年夏(その7)2020/11/24 10:05

池内紀編訳
『ウィーン世紀末文学選』
岩波文庫、1993年

小品6つ(アルテンベルク作)
<対話>
彼と彼女がリンデン通りのベンチに座っている。

 ウィーンにふさわしくザッハトルテを注文する。その前の日だったか、既に「モーツアルト」という街のカフェでもザッハトルテを食べてしまった。しかし、また食べたくなったので、同じメニューになった。でも、別の店だし、決して悪い選択ではないだろう。