午後のヘルシンキを歩く…2013年夏(その16)2022/07/05 14:12

森本覚丹訳
『カレワラ-フィンランド国民的叙事詩(上)』
講談社学術文庫、1983年

空気は原始の母にして、
水はその長男、


カストレンという人。初めて聞く名前だ。教会の前にあったので聖職者かと思ったが、学者のようだ。民族学者で言語学にも精通していた人とのこと。考えてみると、イタリア、ドイツ、イギリスなどの思想家や作家などは世界史の教科書でも名前が出てくるが、フィンランドというとほとんど見かけない。


午後のヘルシンキを歩く…2013年夏(その17)2022/07/12 11:35

森本覚丹訳
『カレワラ-フィンランド国民的叙事詩(上)』
講談社学術文庫、1983年

悪しき魔法の鋼鉄よ、
汝は無用に発達し、

   カストレンの銅像の後ろに教会が見えた。淡い色合いの教会であり、落ち着いた印象を受けた。そんなに大きな教会ではなかったようだ。ヨーロッパの街を歩いていると至る所に教会がある。フェリーで海を渡った先のタリンにもいろんな宗派の教会があった。


午後のヘルシンキを歩く…2013年夏(その19)2022/07/22 09:56

森本覚丹訳
『カレワラ-フィンランド国民的叙事詩(上)』
講談社学術文庫、1983年

大熊星が枝にかかり、
月が頂にかかれる、

 フィンランディアホールの建物。白亜の美しい建物である。アルヴァ・アールトという世界的にも有名な建築家がつくったもののようだ。このフィンランディアホールに限らず、他にも多くの建築を手掛けているとのこと。海外に出かけるとあまり日程がとれないこともあって、コンサートに行くことはまずない。日本国内ではクラシックを中心としたコンサートには頻繁に行ってはいるのだが。


午後のヘルシンキを歩く…2013年夏(その20)2022/07/26 13:13

森本覚丹訳
『カレワラ-フィンランド国民的叙事詩(上)』
講談社学術文庫、1983年

かくて一日、二日吹き、
また三日めも吹きまくりぬ。

 こっちは一度紹介したミュージックホールだっただろうか。この時にできたばかりのホールで、新しい姿を見ることができた。フィンランドの音楽と言えばシベリウスだが、実際にヘルシンキで演奏を聞いてみたい。シベリウスの交響曲のLPレコードを何度も聞いていたことがある。そのレコードもあるのだが、もうプレーヤーを持っていない。最近は、そういうプレーヤーも人気のようだが。