バッキンガム宮殿(その7)…2008年夏2012/06/20 00:25

サラ・ブラッドフォード著、尾島恵子訳
『エリザベス(上)』
読売新聞社、1999年

 女王がセント・エドワードの椅子の傍にすすみ立つと、大主教が寺院の四隅に向かい、
「皆のかた、こちらにいるのがエドワード女王であらせます。あなたがたのまごうことなき女王陛下であられる。本日、集まったのは陛下に忠誠を誓うためであるが、あなたがたも同じ考えか?」
 と問いかける。
 会衆が「女王陛下、万歳」と大声で唱和すると、トランペットが高く吹き鳴らされた。

 

 真夏のロンドン。バッキンガム宮殿の周囲はいつも多くの人たちが。ロンドンは緑豊かな公園も多く、バッキンガム宮殿もある。目の前を近衛兵が通る。日本に比べて乾燥しているので、喉がけっこう乾く。まばゆいばかりに輝く金色(こんじき)の天使像。ビクトリア女王を記念した碑がある。この近くも、いつも多くの人が集まっている。
 ロンドンにはやたらビクトリア女王にちなんだものや像が多い。英国が最も栄えていた時代の象徴でもあるからだろうか。2004年に訪問したジンバブエ、ザンビアの国境沿いにある滝も「ビクトリアの滝」という名前がつけられていた。





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