大村益夫、長璋吉、三枝寿勝編訳
『朝鮮短篇小説選 (下)』
岩波文庫、1984年
「五月の薫風」(朴 泰遠)
十五年前の五月----
ソウル「水典洞」の露地に群がって遊ぶこどもたちに向かって、自分の着ている二百七捨五両也の洋服をせいぜい自慢することができたウンシギだったからだ。
前回のものに比べると、人数も多いので迫力がある。韓国の衣装というとチマチョゴリというステレオタイプの知識しかないが、これも朝鮮王朝時代のものなのだろうか。時代とともに変遷しているだろうし、性別は当然のこと、身分、場所や行事などによって着る服は異なるだろう。日本の着物だって、時代とともに移り変わっている。
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