プレトリア/クルーガー・ハウス(その1)…2004年夏(現地は冬)2013/09/19 20:27

ナディン・ゴーディマ著、スティーヴン・クリングマン編、福島冨士男訳
『いつか月曜日に、きっと』
2005年、みすず書房

「チーフ・ツルーリ 1959」
   ツルーリの先祖の土地はグラウトヴィル・ミッションと呼ばれる土地である。ナタール州ダーバンの近く、インド洋を臨ウムヴォティ・ミッション居留地が彼の故郷である。彼の人格はアフリカの片隅にあるこの小さな土地にどっかりと腰を下ろしている。アフリカの部族社会といえば草葺き屋根と土壁の住居があたりまえだけれども、ツルーリは子ども時代も含めて一度もそういう暮らしをしたことがない。



   プレトリアをガイドさんに案内してもらう。旅行者一人に対して、ガイドさん一人と贅沢だが、治安の悪い所も多いから、当然のことだろう。プレトリアは南アフリカ共和国の首都である。ただ、南アフリカの場合は変則的である。プレトリアは行政の首都、ケープタウンは立法の首都、ブルームフォンテーンは司法の首都と機能分担が行われている。かつてはヨハネスブルグを観光するのが定番だったようだが、あまりにも治安が悪く、プレトリア見物が観光コースになった。


   こちらはクルーガー・ハウスの対面にあるポール・クルーガー教会。なかなか重みのある建築だ。クルーガーの奥さんが埋されている。オランダ風の教会らしい。

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