瀋陽地下鉄(その7)…2014年春2014/07/10 20:12

浅田次郎著
『マンチュリアン・リポート』
2013年、講談社文庫

   私は張作霖という人物に興味を抱いた。どうやら彼らの口ぶりから察するに、西太后はその死後、王朝を滅した悪女とされてしまったらしい。尊敬するなど噴飯もの、ましてや張作霖ともあろうお人がなぜ、と彼らは首をひねっていた。



   ちょうど帰宅ラッシュにあたったのだろうか。大勢の人がものすごい勢いで歩いている。特に、乗り換えする人の歩く速度は速い。早く家路にたどり着きたいからだろうか。大都会は世界中どこでも同じだろうか。
   ただエスカレーターは日本のように片側を空けて、そちらの人を歩かせるような光景は見なかった。そこまであわてる習慣は根付いてないようだ。それにしても若い人が多くて、活力を感じる。