ブラチスラヴァ(スロヴァキア)旅情(その40)…2016年夏2017/02/11 06:29

L・ムニャチコ著、栗栖継 訳
『遅れたレポート』
岩波書店、1990年

〈レール〉
もう昔のような調子ではなく、絶望でいっぱいの、暗い手紙だった。


   ブラチスラヴァ城に向かって歩き出す。”CASTLE HRAD”という看板がある。城と矢印の方向があってないような気もするが、道路が込み入っているのだろう。ちょっとわかりにくい。目の前にお城が迫っている。スロヴァキアの部分が載っているガイドブックは買わず、ネットで探した地図を1枚持ってきただけだが、そんなに大きな街ではないので十分だ。