ソウル・国立民俗博物館…2001年春(その7)2013/09/10 20:10

大村益夫、長璋吉、三枝寿勝編訳
『朝鮮短篇小説選 (下)』
岩波文庫、1984年

「狩り」(李 泰俊)
   雄壮な山々はまだ遠くはるかだったが、ここから十五里ばかり進むと、やっと一行の根拠地になる村が現れた。散髪屋があり、木賃宿があり、駐在所まであるかなり大きな通りだった。アンペラを敷いた暖かい部屋で簡素な旅の荷をひろげ、まずは雉をつまみ、ソバを作らせた。空腹であったせいもあるが、おなじ山でとれたためか、雉とソバがこんなにもぴったり合うのを韓は初めて知った。



  子どもたち。黄色の色あざやかな服装でいる。普通のトレパンみたいだが。たまたま何かの行事でいるのだろうか。みんなが輪になって、座っている。
   それから右側の方では、新婚さんが記念写真を撮っているのが見える。こういう派手な撮影は中国、韓国などでよくみかける。そして、奥の方に見える質素な民家のようなものとのコントラストも風情があって良い。

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