午前のヘルシンキを歩く…2013年夏(その29)2017/05/25 08:50

トーベ・ヤンソン著
『トーベ・ヤンソン初期短編集 旅のスケッチ』
筑摩書房、2014年

〈手紙〉
    その夕方、フォーペル氏は独り言をつぶやきながら、エルベ河沿いを歩いた。

 
   これも港と船の光景。これは帆船だ。日本だと練習船なんかが多いが、この船はどういう種類のものだろうか。天気はあまり良くないが、風はほとんどなく、波は静かだ。左側の看板を見ると、「ヘルシンキ動物園」とある。動物園は近くの小島にあり、船で行くことになる。