午後のヘルシンキを歩く…2013年夏(その34)2022/11/15 15:13

森本覚丹訳
『カレワラ-フィンランド国民的叙事詩(上)』
講談社学術文庫、1983年

預言者らの牧場より、
悪しき精霊らの住居より、

  さて、中心街の方に戻ってきて、賑やかさが戻ってきた。映画館もあった。フィンランドの映画を見たことは、といろいろ思い出してみたが、記憶にない。海外に行って映画を見るのは、それなりに滞在時間が長い時に限る。アメリカ・カリフォルニアで最初の研修を受けた時は、ジョン・ウェイン主演の『ラスト・シューティスト』を映画を見せてくれた。一緒にいたアジア諸国からの参加者が映画の最中に笑っていたので、みんな英語力があるなと思った。


午後のヘルシンキを歩く…2013年夏(その33)2022/11/11 15:48

森本覚丹訳
『カレワラ-フィンランド国民的叙事詩(上)』
講談社学術文庫、1983年

ある日一人の羊飼い来たりて、
次のようにぞ言いにけり、

 ここは何かの工事をしているのだろうか。ちょっと荒れた感じがする。先進的な地域だから、様々なものが地下に埋設されているのだろう。欧米諸国に行くと電柱もほとんどなくて、見た目の美しい街並みのところが多い。


午後のヘルシンキを歩く…2013年夏(その32)2022/10/25 11:20

森本覚丹訳
『カレワラ-フィンランド国民的叙事詩(上)』
講談社学術文庫、1983年

百の網を編み、
千の網を織る。

 駅前のようす。こうして見ると、ヘルシンキは静かで地味な街だ。看板も地味だし、音楽やら呼び込みの声も聞こえない。ペプシの看板も見える。国によってコカ・コーラが優勢だったり、ペプシが優勢だったりする。日本は明らかにコカ・コーラに勢いがある。


午後のヘルシンキを歩く…2013年夏(その29)2022/10/04 13:37

森本覚丹訳
『カレワラ-フィンランド国民的叙事詩(上)』
講談社学術文庫、1983年

狼のように沢地を通り、
熊のように荒れ地を横ぎり、

 いろんな店や代理店が入っているビル。飲食店もあれば、航空会社もある。真夏だというのに、長袖やジャンパーの類を着ている人が多い。朝から雨が降って、肌寒かったせいもある。


午後のヘルシンキを歩く…2013年夏(その28)2022/09/27 13:12

森本覚丹訳
『カレワラ-フィンランド国民的叙事詩(上)』
講談社学術文庫、1983年

不幸なる息子を救けに、
我れを救いに急ぎ給え、

 左側にはホテルが見える。"ホテッリ フィン"というホテルだろうか。このホテルは立地条件がいいので、そこそこ人気があるようだ。こちらは空港のすぐそばのヒルトンホテルに泊まっていたが、さすがに市内まで歩けるような距離ではない。ただリムジンバスで30分で市内に行けるので、とても便利だった。到着したのが真夜中だったし。


午後のヘルシンキを歩く…2013年夏(その26)2022/09/15 15:33

森本覚丹訳
『カレワラ-フィンランド国民的叙事詩(上)』
講談社学術文庫、1983年

左右の靴は穴にて破れ、
その雪靴は破片となりぬ、

 だいぶ中心街に近づいてきた。トラムが網の目のように張り巡らされていて、公共交通がしっかりしていることが理解できる。バスもかなり目に付く。北欧というと社会保障、環境問題にしっか
り取り組んでいる国との印象がある。最近では移民問題でも厄介な課題を抱えている国が多いようだ。


午後のヘルシンキを歩く…2013年夏(その24)2022/08/30 12:26

森本覚丹訳
『カレワラ-フィンランド国民的叙事詩(上)』
講談社学術文庫、1983年

火の剣を授け給え、
我が不幸よりまぬかれ、

 トンネルというほどの物でもないが、トンネル状の通り道がある。議会のあるところはちょっと静かなところだったので、繁華街に戻ると思うとほっとする。やはり賑やかなところの方が楽しい。ヘルシンキはそんなに大都市でもないから、繁華街といっても東京、ニューヨーク、ロンドンなどに比べたら、はるかにこじんまりしているが。


午後のヘルシンキを歩く…2013年夏(その21)2022/08/03 10:40

森本覚丹訳
『カレワラ-フィンランド国民的叙事詩(上)』
講談社学術文庫、1983年

さても元気なるレミンカイネン、
端麗なるカウコミエリは、

 さて、来た道をひき返す。なので議会の前をまた通ることになる。この日は土曜か日曜かだったのか、議会そのものがお休みだったと思う。ひっそりとした雰囲気のままだった。議員やスタッフらしき人たちも見かけなかった。



午後のヘルシンキを歩く…2013年夏(その20)2022/07/26 13:13

森本覚丹訳
『カレワラ-フィンランド国民的叙事詩(上)』
講談社学術文庫、1983年

かくて一日、二日吹き、
また三日めも吹きまくりぬ。

 こっちは一度紹介したミュージックホールだっただろうか。この時にできたばかりのホールで、新しい姿を見ることができた。フィンランドの音楽と言えばシベリウスだが、実際にヘルシンキで演奏を聞いてみたい。シベリウスの交響曲のLPレコードを何度も聞いていたことがある。そのレコードもあるのだが、もうプレーヤーを持っていない。最近は、そういうプレーヤーも人気のようだが。


午後のヘルシンキを歩く…2013年夏(その19)2022/07/22 09:56

森本覚丹訳
『カレワラ-フィンランド国民的叙事詩(上)』
講談社学術文庫、1983年

大熊星が枝にかかり、
月が頂にかかれる、

 フィンランディアホールの建物。白亜の美しい建物である。アルヴァ・アールトという世界的にも有名な建築家がつくったもののようだ。このフィンランディアホールに限らず、他にも多くの建築を手掛けているとのこと。海外に出かけるとあまり日程がとれないこともあって、コンサートに行くことはまずない。日本国内ではクラシックを中心としたコンサートには頻繁に行ってはいるのだが。