ジョホールバル旅情(その15)…1998年夏2015/01/08 09:06

松本清張著 『熱い絹』(松本清張全集58)
文藝春秋、1995年 

   タイの隣国マレーシアを植民地としてきた英国の陸軍少佐は、その情報を認めた。 


   帰りにバスでシンガポールに戻る。出国手続きをして、バス乗り場で料金を払えばいいと思った。行き先はシンガポールなのだから、シンガポールドルでも払えると思ったら、ダメだそうだ。確かに、ここはマレーシアなのだから、こっちの通貨で払うのが当然だろう。
   いったん出国手続きをしてしまったのだが、そこを出て、両替所を探して、マレーシアの通貨を確保した。それから、また出国の手続きのところに戻ってきたが、問題にはならなかった。帰る際に、声をかけてくる人たちがいたので、何かと思ったが、彼らこそが両替屋だった。ここに立ち寄る必要があったのだ。


ジョホールバル旅情(その1)…1998年夏2014/12/06 09:03

アブドゥッラー著、中原道子訳
『アブドゥッラー物語』(東洋文庫392)
平凡社、1980年

   さて、私の父はマラッカで育った。コーランの勉強を終えると、言葉と算数の勉強をした。



   フランスのパリを観光することが最大の目的だった。直行便がとれずに、シンガポール経由となった。帰りにシンガポールでたっぷり時間があったので、シンガポールも見ることにした。そして、さらにマレーシアにも近いことを認識して、国境をこえることにした。シンガポールは小さな国なので、あっという間にマレーシアに行けてしまう。