ベルヴェデーレ宮殿見学から帰国まで(その23)…2016年夏2018/07/06 08:34

赤川次郎著
『青きドナウの吸血鬼』
集英社文庫、2015年

<吸血鬼と花嫁の宴>
   巨大な観覧車は、ゆっくりと時間をかけて上がっていく。


   下宮の周囲にちょっとした緑地もある。ただ本殿に比べると、スケールは小さい。中国人の観光客ばかりが目立つが、ここでは日本語も聞こえてきた。こちらもツアー客のようだった。飛行機の中でも添乗員らしき人がけっこういたが、ほとんどが女性である。知り合いに旅行社を経営している人がいるが、海外旅行の添乗はかなりハードな仕事らしい。


ベルヴェデーレ宮殿見学から帰国まで(その22)…2016年2018/07/05 08:44

赤川次郎著
『青きドナウの吸血鬼』
集英社文庫、2015年

<吸血鬼と花嫁の宴>
「これが『第三の男』の観覧車だよ!」


   よくわかからないが動物の頭の彫刻みたいなものがある。アリスワンダーランドというわけでもないだろう。実は、ウィーンに来る飛行機の中で、そんな映画を見ている。ウィーンと動物という組み合わせもよくわからない。北国だから、やはり寒さに強い動物が棲息しているのだろうか。


ベルヴェデーレ宮殿見学から帰国まで(その21)…2016年夏2018/07/04 08:37

赤川次郎著
『青きドナウの吸血鬼』
集英社文庫、2015年

<吸血鬼と花嫁の宴>
「フリードリヒもやっと少し元気そうになった」


   なんだろう。この女性の彫刻は。左側の方は子供か何かの姿も見える。ちょっと不気味な感じがするが。まだまだ時間があるから、宮殿の裏の方にでも行って見ることにする。旅行の現地での最終日だが、夕方まで時間があるので、ゆっくり過ごしている次第である。


ベルヴェデーレ宮殿見学から帰国まで(その20)…2016年夏2018/07/03 13:11

赤川次郎著
『青きドナウの吸血鬼』
集英社文庫、2015年

<吸血鬼と花嫁の宴>
石畳は黒く血で染まっていた。


   宮殿を別の角度から見ると、違った印象になるし、いろんな彫刻だが美術作品が見られて、とても楽しめる。雪だるまのことを紹介したが、冬に雪が降ったらこの宮殿はあまりぱっとしないが、夏の離宮ということで、こういう白い涼しい感じにしているのだろうか。短い北国の夏にだけ過ごすための宮殿としたら、本当に贅沢な建物だと思う。


ベルヴェデーレ宮殿見学から帰国まで(その19)…2016年夏2018/07/02 08:37

赤川次郎著
『青きドナウの吸血鬼』
集英社文庫、2015年

<吸血鬼と花嫁の宴>
「ケイサツカンだわ」


   なんでこんなところに雪だるまがあるか分からないが、愛きょうのある作品だ。唐突感があって、とても良い。雪だるまのずっと先もこの宮殿の敷地である。歩くとけっこうな距離になる。あまりにも早く来て、時間が余ってしまったから、このあたりをくるくると歩き回った。


ベルヴェデーレ宮殿見学から帰国まで(その18)…2016年夏2018/07/01 06:01

赤川次郎著
『青きドナウの吸血鬼』
集英社文庫、2015年

<吸血鬼と花嫁の宴>
「昨夜は、このカフェにいらしてましたよ」


   宮殿の正面に近づく。まだ開館まで時間がある。並んでいる人もいない。ガイドブックなどあまり見ずに来ているから、こうなってしまう。ガイドブックもあまり読み過ぎると、写真だの情報だのを見過ぎると、興ざめになってしまう。ざくっと読んで、ふらりと目的地に来ることが多い。


ベルヴェデーレ宮殿見学から帰国まで(その17)…2016年夏2018/06/30 06:20

赤川次郎著
『青きドナウの吸血鬼』
集英社文庫、2015年

<吸血鬼と花嫁の宴>
「何か用か?」


   少し視点を変えて撮影すると、宮殿の建物の色合いも変わってしまった。写真のなせる技だろうか。太陽、雲との関係があるかもしれない。宮殿の中の美術館があくまで時間稼ぎをしないといけないので、その周辺を行ったり来たりする。


ベルヴェデーレ宮殿見学から帰国まで(その16)…2016年夏2018/06/29 08:36

赤川次郎著
『青きドナウの吸血鬼』
集英社文庫、2015年

<吸血鬼と花嫁の宴>
日本人は、オーストリア人などから見ると、子供のように見えるし。


   この宮殿と緑がうまくマッチして、いい感じだ。敷地は広いが、宮殿そのものはシェーンブルン宮殿ほど大きくはないので、威圧感もなく、落ちついた雰囲気を醸し出している。この旅行は天気にも恵まれ、傘をさすこともなかった。


ベルヴェデーレ宮殿見学から帰国まで(その15)…2016年夏2018/06/27 09:28

赤川次郎著
『青きドナウの吸血鬼』
集英社文庫、2015年

<吸血鬼と花嫁の宴>
「ヤア」


   シェーンブルン宮殿に比べると、とても静かな感じ。この宮殿は美術館も兼ねている。というか美術館そのものだ。ベンチに座ったり、周辺を歩いたりして、開館の時間を待っている。そろそろ観光客の姿が見える時間になってきた。あせってもしょうがない。切符売り場も確認できたけど。


ベルヴェデーレ宮殿見学から帰国まで(その14)…2016年夏2018/06/26 10:09

赤川次郎著
『青きドナウの吸血鬼』
集英社文庫、2015年

<吸血鬼と花嫁の宴>
「馬鹿言わないで」


   さて、ベルヴェデーレ宮殿に近づいていく。ウィーンをトルコから救ったオイゲン公という人が夏の離宮としてつくらせた宮殿とのこと。ロシアでも夏の離宮というものをいくつか見たが、北国ではこういうものがよくある。華麗なバロック様式の建物だ。敷地内はとても広い。傾斜もあるので、歩くのもけっこうきつい。朝早い時間なので、中が見られるようになるまでひたすら待つ。