エジンバラ城(その5)…2008年夏 ― 2012/04/17 21:36
森 護著
『スコットランド王国史話』
1998年、大修館書店
スコットランド王の紋章については、ウイリアム一世のものといわれるライオン以前にはドラゴンをシンボルにしていたともいわれ、それを片脚立ちのライオン(lion rampant)にしたのがウイリアム一世という。
日本のお城も含めて、お城はいわば要塞であり、攻めにくいものでなければならない。このお城には紀元前の古い時代から人が住んでいたという説があるが、中世、近世を通じて、いろんな建物が追加的に建てられ、発展してきたようである。だからエジンバラ城はスコットランドの歴史そのものを背負った歴史的建築物ともいえる。この地域の人々の苦しみやイングランドとの抗争、スコットランド独自の文化や歴史などいろんなものを伝えるお城でもある。この人形たちは、ジェームズ6世の戴冠の様子を示している。
こちらは美しい絵。よく見ると、名前の書かれた人物もいる。一人はJoan Beaufortというスコットランド王ジェームズ1世の后で、15世紀前半に位にあった。もう一人はAnabella Drummond というスコットランド王ロバート3世の后だった人。14世紀後半に生きた人。一番左の女性はMureという文字が見える。Elizabeth Mureだろう。後にスコットランド王ロバート2世となった人の妻で、14世紀後半より前に亡くなっている。この絵をさらに眺めてみると、男たちが旗を持っている。旗には、スコットランド王室の紋章の赤いライオンが描かれている。
『スコットランド王国史話』
1998年、大修館書店
スコットランド王の紋章については、ウイリアム一世のものといわれるライオン以前にはドラゴンをシンボルにしていたともいわれ、それを片脚立ちのライオン(lion rampant)にしたのがウイリアム一世という。
日本のお城も含めて、お城はいわば要塞であり、攻めにくいものでなければならない。このお城には紀元前の古い時代から人が住んでいたという説があるが、中世、近世を通じて、いろんな建物が追加的に建てられ、発展してきたようである。だからエジンバラ城はスコットランドの歴史そのものを背負った歴史的建築物ともいえる。この地域の人々の苦しみやイングランドとの抗争、スコットランド独自の文化や歴史などいろんなものを伝えるお城でもある。この人形たちは、ジェームズ6世の戴冠の様子を示している。
こちらは美しい絵。よく見ると、名前の書かれた人物もいる。一人はJoan Beaufortというスコットランド王ジェームズ1世の后で、15世紀前半に位にあった。もう一人はAnabella Drummond というスコットランド王ロバート3世の后だった人。14世紀後半に生きた人。一番左の女性はMureという文字が見える。Elizabeth Mureだろう。後にスコットランド王ロバート2世となった人の妻で、14世紀後半より前に亡くなっている。この絵をさらに眺めてみると、男たちが旗を持っている。旗には、スコットランド王室の紋章の赤いライオンが描かれている。
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